L型トロミノのパズル(6角柱ユニット)

過去の表紙138で提案し、過去の表紙139でデザインを改良したパズルですが、
もしも作ろうとしたら 立方体に対角線方向の穴やミゾを多数つくらなければ
ならず、工作は大変そうです。
数理的には 面白いパズルだと思うのですが、なんとか これを工作しやすく、
かつ、さわって楽しいパズルに改良できないか、と考えました。
そもそも ピース単位は立方体でしたが、この立方体、過去の表紙139のデザインを
みれば分かるように、ひとつの対角線が指定されていて、その対角線を常に
鉛直方向に向けて組み上げるという拘束条件があるのでした。
ということは ひとつの単位立方体はどれだけの向きに配置できるのかと
いうと、対角線を軸にする120度の回転によって 3通り、および、
軸の向きを逆にして 同様に3通り。
つまり、1つの対角線が指定された立方体は、正三角柱の対称性とおなじ対称性を持っています。
だったら、立方体ではなくて、正三角柱をピース単位にしてデザインしても
よさそうですが、ピースとピースをつなげることや 全体的なデザインを考慮して
正6角柱をピース単位として 構成してみました。
数理的には 過去の表紙139と全く等価なパズルです。
ピース構成はこちら。
1 | 2 |
 |  |
4個 | 5個 |
今回のピース1が 過去の表紙139のピースaに、
ピース2が 過去の表紙139のピースbに 対応します。
組み上げる完成形はこちら。

過去の表紙139のパズルと等価ですから、解は全部で4とおりのはずです。
前回よりも工作しやすいと思うのですが、それでも正6角柱を27個つくるのは
大変ですね。。。
もどる。