サークル編み:正12面体(その2)




過去の表紙132で 円環状のユニット20個から
正12面体を組みました。あれはあれで とてもきれいな形になったのですが、
どうしても 出来上がりでは、どのパーツがどこを通っているのかが
分かりにくい造形になっています。そこで、すこし設計を変えたものを
作ってみました。



パーツを切り出したところです。
今回は 中心角が108度の扇形を3つとって、残りの部分を二等分しています。
この残りの部分が「重なる部分」で、「ジョイントの役目」をします。




ジョイントに繋がる部分で、半分切り込みが入っていて、
ジョイント部分は内側に隠すようにつなぎます。




5つのユニットを組んだところ。
この時点では 結構きれいに組み上がっていて、
結構満足していました。




組んでいる途中。
5個組んだ時点では 結構しっかり組上がるじゃないか、と
思ったのですが、さらに組んでいくと、やはり 過去の表紙132のときより
ずっと組みにくいことが分かります。とにかく、12面体の面を構成する
5個のユニットを組み込まないと ちっとも安定しないのです。




ユニットを15個組み上げて、あと5つというところ。
正12面体の頂点に相当する部分で すこし隙間があきます。
一応、理論上は 組上がった時点で、どのユニットも動かなくなる
はずなのですが、やはり 隙間がある分、不安定です。
過去の表紙132のときは 組上がると もう動く余地がまったくないので、
とても安定していたのだな、と改めて思います。




そういうわけで、出来上がったものを見てみると、
いまひとつの出来となりました。写真は 見栄えのいい方向から
撮っています。

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