折鶴の箸袋






昨年の暮れ、家の近くの縁日でそぞろ歩きしていたとき、
商店街の家具屋に立ち寄ったのですが、家具の合間にいくつか折鶴が飾ってある。

どうも そこの家具屋の女将さんが 折り紙が好きな様子で
ちょうど店内で お得意さんのようなお客さんに何か折って見せていました。
何を折っているのかな、と 見ていると 折鶴がついた箸袋でした。
あまり きちんと見ていなくて、ふむふむ なるほど 確かに出来そうだな、
くらいの感じで 覗いていただけで、折り方はおろか 完成形も正確に覚えていませんでした。
その後、大晦日に暇をもてあまし、おせちの時の箸袋として あれを作ってみようと
折ってみたところ、あれ?あれ?どうなってたっけ?ということに。笑

夫婦で試行錯誤の後 できたのがこれです。多分 見かけたものと同じだと思います。
なかなか 見栄えのよい箸袋に仕上がりました。もちろん、この箸袋でおせちを頂きました。

うちではB5の用紙を使っています。
まず 図のように縦に4等分する位置で2本の折り目をつけ、
右上に正方形をつくるように、横方向にも2本の折り目をつけます。
図のように 2箇所に切れ目をいれます。
右上にできた正方形の部分が鶴になります。
(図で緑色に示した部分)
切れ目は正方形の辺の半分の長さです。
鶴をつくるべく、正方形の2つの角を図のようにあわせて、
図のように まとめます。
鶴の基本形をつくるために 図のように3箇所を折り、折り目をつけて、
上にひろげて、折りたたんで鶴の基本形をつくります。
裏返して、反対側も同様に、3箇所の折り目をつけて、
広げて 鶴の基本形を作るのですが、
鶴以外の部分が ついてくるので 図のようになります。
裏側からみたところ。
図のように 縁を内側に折り返します。
内側に折り返したところを 写真のようにあわせて
平らになるように折ります。
図のように 左の部分を右に返して
巻きつけるように 2回折ります。
さて 鶴の基本形の部分を鶴になるように仕上げます。
頭と尻尾を作って、
中割折りで、上向きに はね上げます。
首をまげて頭をつくり、羽を広げたら、 箸袋の底になる部分を裏に折り曲げて 出来上がり。

もどる。