立方体の2/4の斜め編み:色付け






過去の表紙74 で載せた上記のCG。立方体の(2/4)の斜め編みです。
そこで書いたように12本のフレームでできています。
はじめは12本の色を適当に決めて、塗ったのですけども、
CGを載せた晩、寝る直前に ふと面白い色付け方法に気づいてしまって
そそくさとPCを立ち上げて 描いたのが上のCGなのです。

さて、この色付けに関して ちょっと書きます。

まず はじめに思ったのは 「隣り合う」フレームは似た色になるようにしたい、
ということでした。そこでまず次のように フレームに名前をつけます。




たとえば フレームAに注目しますと、
上側の面では  フレームAはフレームW、Bと隣り合っています。
手前右の面では フレームAはフレームBと隣り合っています。
手前左の面では フレームAはフレームP、Bと隣り合っています。
つまり、フレームAはW,P,Bと隣り合っていることが見て取れます。

実はこのモデルでは どのフレームもそれぞれ3つのフレームと隣り合っているのです。
どのフレームがどのフレームと隣り合っているのかを図にしたのが
次のグラフです。線で結ばれている記号のフレームは隣り合っています。



このグラフの頂点に色を決めて、隣り合う頂点は似た色にしたい。。。
ということで グラフの辺でできる4つの3角形に白、赤、緑、青の4色を
定めて 頂点はその間の色にしました。
つまり 例えば Aは青みがかった白、Yは青っぽい赤 という具合い。

それがこのフレームの色付けの「規則」だったのです。

もしこの立方体の(2/4)の斜め編みを紙の帯で実際に編んでみようという
ことでしたら このように色を決めると綺麗なんじゃないかなぁと思います。
(つまり2つのグラデーションが市松模様に現れるわけです。)


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