Nova Plexusの拡張への道/地の巻#6



地の巻#5では、長方形3枚のカードを組んだ形の頂点を繋いで
正三角形を作りました。
以下、1月31日の「あそびをせんとや」と重なる内容になりますが、
このカード3枚の組み紙は次の図のように
カードの一部を切り取って、正方形の部分だけにすると、 3枚の正方形の辺が正8面体を形作り、
正8面体の中心を通る3枚の正方形になっています。



ところで、正8面体は正4面体から辺の中点まで角を落とすことでも、得られます。

正6面体=立方体から 辺の中点まで角を落すと立方8面体になります。
立方8面体の辺をつなぐと中心を通る4枚の正6角形が得られます。





上記3枚のカードの組み紙で 正方形ではなく長方形で組んだように、
正6角形からつぎのように 外側に6角形をつくります。



この6角形の周の長さを一定にして、
隣り合う辺の長さの比を 1:0から0:1まで変化させることを考えます。

つまり、
正四面体 −<角落す>→ 正8面体 中心を通る3枚の正方形 中心を通る3枚の長方形 →辺の比を変えて動画へ
立方体 −<角落す>→ 立方8面体 中心を通る4枚の正6角形 中心を通る4枚の6角形 →辺の比を変えて動画へ
というアナロジーです。


では 次のCGアニメーションを見てください。


CGアニメーション(mpgファイル:234KB)

地の巻#5での正三角形のフレームの初期位置は
正8面体を 正4面体から角を落したと考える時、
元の四面体の面の残った部分の位置です。

今回の正方形のフレームの初期位置は
立方8面体を立方体から角を落したと考える時、
元の立方体の面の残った部分の位置です。


6角形の辺の比が変化していくとき、
すべての頂点は大きな立方8面体の辺上を動いています。
ですので、今回のアニメーションの正方形のフレームは
立方8面体の辺上を次のように動く4点を結んだものです。




さて、アニメーションを時系列に沿って見てみましょう。

最初の位置は 立方8面体の正方形の面です。




回転しながら 内側に移動していきます。




だんだん 中央の三角形の穴が小さくなってきて、、




あるところで 3重点が現れます。
この時 6角形の隣り合う辺の比は1:√2だと思うのですが。。




下の図がちょうど辺の比が1:1のところ。
また中央の三角形の穴が大きくなっていきます。




この辺り、天の巻#1を思い出しますね。




段々、同色のフレームが近付いて来て、正方形の穴が小さくなります。




最後はこんな感じ。




(つづく)
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