Nova Plexusの拡張への道/地の巻#5



Nova Plexusの話は もう終りにしようと思っていたのだけども、
何となく 作ったCGのパラメータを色々変えてみたりしているうちに
面白い物(?)が出来たので、続きをば。
とりあえず、つぎのCGアニメーションを見てください。


CGアニメーション(mpgファイル:257KB)

上記 アニメーションの説明をしましょう。
まず、3枚の長方形が6本組木のように組み合わせられた形を考えます。
「あそびをせんとや」で、 かつて紹介されていた形です。
3枚の長方形ですから 12個の頂点がありますが、
そのうちの3つを図のように 結んで正三角形を作ります。



さて、12個の頂点を 3個ずつむすんで、 上記の正三角形を4組作ることを考えます。
このとき、長方形の周の長さを一定にして、
縦横の比を1:0から0:1まで変化させたのが
最初のアニメーションです。

以下、アニメーションのシーンを、静止画で見てみましょう。


最初の状態。4つの正三角形が 正8面体の4つの面の位置に。





捻れるように4つの正三角形が内側に入っていって
成分が4つの絡み目になっています。






さらに、さらに 4つの正三角形が内側に入っていって、、、
この辺りがNova Plexusの4つの正三角形の位置に近いです。





長方形の縦横比がちょうど黄金比になったとき、
3本の辺が一点で重なる交点が現れます。
このとき、12個の頂点が 正20面体の頂点の位置になります。





さらにすすんで、ちょうど半分の時間のとき、
「あそびをせんとや」で 紹介された正三角形4枚の組み紙になります。




縦横比が逆の黄金比になったとき、
再度 三重点が現れ、頂点が正20面体の位置に。





そしてNova Plexusを 反対から見た位置になって。





各面が広がっていって、、、




正三角形が 正8面体の反対の位置になります。





実は このアニメーションのなかで、
ひとつの正三角形の3頂点はつぎの図のように
正8面体の辺の上を動いてます。


このやりかただと 天の巻でやっていた「面の回転量」が
時々刻々と変化していく訳で、
過去の表紙33過去の表紙38で考えた時とは
角度や移動量に、量的な違いがあります。
でも 今回の発想が一番自然な気がしてきました。

(つづく)
もどる。