つれづれ


アメリカに来て、いろいろと思ったことをつれづれに書いてみました。あくまで個人的な感想のようなものですので、不適当な発言がありましてもご容赦を。
6月29日更新




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ykowada@sci.hyogo−u.ac.jp


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伊藤みどりは人気者

 長野五輪を見越して、今年になって、伊藤みどりがアマチュアに復活しましたが、こちらでの伊藤みどりの人気は上々でした。フィギュアスケートの好きな家内の話によると、もともとトリプルアクセルの飛べることで人気が高かったようです。(もちろん、ミッシェル・クァンの方が人気が高かったですが。)アメリカでは、特徴的な技術を持っている人は人気が高いようで、このあたりが日本と少し違うような気もします。

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No smoking, No CM

 日本でも最近「禁煙」マークをよく見るようになりましたが、アメリカではそれが徹底しています。大学の建物内はすべて禁煙。電車の駅も公共の場所もすべて禁煙。もちろん、禁煙の場所でタバコを吸っている人は見たことがありません。では、みんなどこでタバコを吸うかというと、建物の入り口付近の屋外で吸っています。厳寒のころ、外が−20℃近くであってもタバコを吸う人には我慢できないようで、外で吸っている光景を見かけました。(たぶん、日本だったら禁煙を破って屋内で吸っていることでしょう。)道を歩きながらタバコを吸う人も日本に比べると「全く」といっていいほど見かけません。半年ほどの間に、両手で足りるほどしか見ていないと思います。このあたりの公衆道徳は徹底しているようです。(これは日本の人たちも見習ってほしい。)
 もうひとつ、タバコに関して日本と違うことは、タバコのCMをテレビで見ないことです。もちろん、法律で禁止されているのでですが、そういう意味でも「悪い」と世論で決められてしまったことは、徹底的に禁止してしまう感じです。(それならなぜタバコを吸う人がいなくならないのかが問題ですが。)

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ソウルトレインはパクリだ

 日本で人気のテレビ番組に、某トン○ルズのやっていた「ラスタ・トン○ルズ」というのがありましたが、あれ、実はほとんどこちらの番組のパクリだったんですね。例えば、ソウルトレイン。まったく同じ名前の番組(こちらでは1時間ものですが。)をやってます。構成もほとんど同じ、いわゆるパクリです。あと、同じ人たちがジャイアント将棋というのをやってましたがこれ、American Gladiatorsという番組と内容は本当にそっくりです。(映画Hot Shot 2でこれのパロディーが最後にあったのですが、日本で見ている人でわかった人が何人いるか...)もちろん、こちらでは将棋は使いませんが。そう考えると、次にありそうなのは「ハンマー・プ○○ス」でしょうか。

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セーラームーンとドラゴンボールにテッカマン(Japanimation)

 パワーレンジャーがアメリカで人気があることは聞いていましたが、アメリカに来て、初めて日本のテレビをこちらのテレビで見たのはセーラームーンでした。(それも毎日やっている!!ブルータスお前もか、の心境でした。)よくよく調べて見ると、ドラゴンボール(土曜)、テッカマン(こちらではTechnoMan:日曜)、聖書物語(時間は失念)などもやっています。そのほか、金曜日の夜10:30からは”Japanimation”と題して日本のアニメを放映しています。その中で見たものをリストアップすると、


 以上、同じものを何回もやっています。結構見る人が多いんでしょうか。ただ、この半年ほどの間にどんどん見にくい時間帯に移っていってしまったのですが。(セーラームーンは昼2:30から朝6:30に、テッカマンは日曜9:00が7:30に、ドラゴンボールはなくなりました。ジャパニメーションも金曜夜10:30が最近11:30になってしまったし。)それでも仮面ライダー(日曜朝9:00)やパワーレンジャー(木曜4:00他)は新作をこちらで撮ってやっていますから、こういう日本の文化(?)は世界に通じるのかしらん、と思ってしまいます。
 先日訪れたニューヨークでは、朝の8:00頃から2時間、フジテレビがスポンサーで日本の番組をそのまま流していました。(専用のニュースもありました。)おかげで「料理の鉄人」を久しぶりに見ることができました。いつもはMLで料理の内容や勝敗しかわからなかったので、少し感激しました。やはりシカゴに比べてニューヨークはさらに大都会で日本人の数が多いということでしょうか。(私の性には合いませんが。シカゴの方がしっくりきます。)

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テンコーっていったい

 みなさん、テンコーと聞いて何を思い浮かべられるでしょうか。たぶん、私と同じ年代の方は、あの「脱出」シリーズで有名な初代・引田天功を思い出されたのではないでしょうか。実はそのテンコーの話です。私が95年9月にエバンストンに来たときに、2時間の特番をやってました。題は「テンコー・Magic Princess」といったものだったので何となく見ていたのですが、なんと2代目天功が主役だったんです。みなさん記憶されていると思いますが、引田天功亡き後2代目は女性が継いだのですが、日本ではもうすっかり忘れられている存在だと思います。初代と同じ脱出路線で行こうとして失敗したような。その2代目天功がここアメリカで結構流行っているのです。先の特番は、テンコーを主人公にしたアニメシリーズの宣伝のためのもので、日本でも有名なマジシャンが出てきて、「彼女は初代天功からマジックパワーを受け継いだのだ」と真顔で言っているのを見て少し笑ってしまいました。彼女ももう結構な年齢だと思うのですが、すごいシャのかかった画面でチャイナドレスを着てがんばっていました。もういい年のはずですが、(たぶん40くらい?)スタイルがいいことに驚かされました。時々、このテンコーの人形の宣伝もみます。日本で忘れ去られてしまった人がアメリカでがんばっているのはすごいことだなぁと思ってしまいました。アニメの方は何回かみましたが、手品と言うよりも魔法使いの話で、なんだかX−manとかとよく似た感じでアメリカの子どもに受けそうな感じでした。さらにおもしろいことに、このアニメの最後には本物のテンコーが出てきて、手品?のようなことをします。といっても、本式の手品をするのではなくて、糸を使ってコップの水に浮いている氷を釣り上げる(塩を使います。)とか、紐の両端を持ったまま、紐を結ぶとか、子どもにもできることをやってみせて、実際に子どもが出てきてやっています。半分、「できるかな」の世界です。日本ではこういう昔で言うところの「子供だまし」の子ども番組を全く見なくなってしまったような気がします。寂しいような...
P.S. 今日あらためて見てみると、ちゃんと初代引田天光もMasterとして出演?していました。初回でマジックボックスの奥に消えていってしまいましたが。

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恐怖のAll New

 こちらに来て当初、これといって楽しみもないので、抜群のインターネット環境を生かして、家からネットサーフィンをするとともに、案の定テレビをよく見ていました。すると、”All New”という表現をよく見ました。最初、新しいシリーズが始まったのかなぁと思っていたのですが、そのからくりに気がついたのは数カ月後でした。2〜3カ月後にまたまた”All New”が多発したからです。さらに、その”All New”の後、始まったのはなんと2、3カ月前に見たのと全く同じ話だったのです!!これを見て、「何がAll Newだ。All Oldだ。」と思ったのですが、理由は簡単でした。
 アメリカでは、視聴者はケーブルテレビなどで映画をよく見るし、ビデオも非常に安いので(たぶん)目が肥えているようです。見せる側のテレビ局は、結局通常のドラマでも映画に近い質のものを用意しないと視聴率を稼げないことになります。そこで、年を3〜4つに分割し、同じものを3回〜4回放映するわけです。すると1年分の制作費を1/3の収録につぎ込めるので、質の高い(?)ドラマが撮れるという寸法です。(本当の所はよく知りません。)こちらでよく見るのは、Hercules(ハーキュリーズ:日本語読みでヘラクレスのことです。)、Xena:Warrior Princess(Herculesと一緒の頃の?話になっていますが、女性戦士が主人公です。)、日本でも最近放送を始めたX-Files、Strange Luck、Tales From the Crypt、The Outer Limits、Star Trek: The Next Generation、Star Trek: Voyager、Baywatchといったところですが(テレビの見すぎ?)どれもセットや映像は綺麗だし、良くできていると思います。(新しい映画もよくやりますが。)ただ、このため各ドラマはほぼ必ず1話完結ものです。たまにTo be continuedがありますが。
 ここでふと気がついたのですが、なぜアメリカで流行っているドラマが日本になかなか入っていかないか、という理由がここにあると思います。日本だと年52週違う話を流さないといけないですから、例えばX-Filesでも何年分もためておいてそれを放映する必要があるからです。たぶん我々が日本に帰ることにちょうどこちらで見たX-Filesをやっていて、「この話知ってる〜」とか、「モルダーやスカリーの声がおかしい〜」とか言うことになるんでしょうか...
P.S. と書いてから、日本でX−Filesが終わったことを知りました。残念。なぜかというと、X−Filesは半年1シーズンで、9月から3月までは新作を、4月以降は再放送をしていて、過去に3シーズンやっているからです。0.5年×3=1.5年ですから、日本では、まだ1年しか放送できないことになります。次のシリーズがみれるのは来年の4月以降ということになります。(たぶんやるでしょう。)

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だれでも買えそうメルセデス

 アメリカでは車無しには生活できませんから最初に車を買ったのですが、この時に気がついたのは車の値段が非常に安いことです。特にドイツ車。ちなみにこれまでに見た車の値段を列記すると、

各種自動車の値段(正確ありません。)
メーカー名 車種 価格
ベンツ  C−220 $29,900
S420 $74,495
BMW  318i $26,520
5シリーズ $37,900−
740iL $63,060
Z3 $28,650
VW  ジェッタ GL $14,895
カブリオレ $19,995
ゴルフ $13,252
ポルシェ  911 Carrera 4 $78,350−
Boxster about $50,000
SAAB  9000CS $29,999
900S $22,995−26,995
ボルボ  960 $30,695
850 GLT Wagon $26,399−29,995
850 Turbo Wagon $33,400
850 GLT Sedan $28,800
850 GTAS $27,970
ホンダ アコードEX V6 $25,495
アコード $15,999
トヨタ  カムリ XLE V6 $25,458
日産  マキシマ GLE $26,699
マキシマ GXE $17,988
マキシマ SLE $21,995
アルティマ GxE $12,988
パスファインダーXE $21,995
Infiniti Q45 $43,995
J30 $32,995
G20 $19,995
三菱  3000GT $25,972
モンテロ(バジェロ) $31,187
シボレー  コルベットクーペ $31,295

 なぜか日本車も安いような気がします。しかし特にヨーロッパ車が安いのが目立ちます。思わず買おうかと思ってしまいました。(真剣に)こうしてみると日本でベンツやBMWがいかにぼったくっているのかがよくわかります。(輸送費や検査費はかかるんでしょうけど。)
 後、ここでいいなぁと思うことのひとつは、日本ではあまり一般的ではないリースが普通に行われていることです。広告も半分以上はリースですし。車屋にしてみると、リースでつきあいを初めてゆくゆくは新車を買ってもらう、ということらしいです。もうひとつは、中古車の売買が個人間で簡単にできることです。日本だと面倒でなかなかないですが、こちらでは普通に売買をやっています。車検もないし。日本もこうすれば車の値段も下がるのではないかと思いますが、さてはて。

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ニュースにならない日本の首相

 確か4月に橋本首相がアメリカに来たはずですね?なぜ?マークかというと、うちで取っている新聞でも、テレビのニュースでも「日本の首相が訪米」というニュースを全く見ませんでした。たぶん、小さく出ていたのかもしれませんが。それから気を付けて新聞・ニュースを見ていますが、日本でアメリカのニュースを見る頻度から言うと、日本のことをほとんど見ないように思います。(村山首相が辞めたときは経済番組で少し出ていたようですが。)ただ、沖縄の幼女暴行事件はかなり大きく取り上げられていました。この国は、この手の問題には非常に敏感なようです。
 そこで思うのですが、日本人がアメリカのことを非常に気にするのに対して、アメリカの一般市民は日本のことをほとんど気にしていないように思います。といってもうちの研究室は外人部隊なので一般的な統計にはならないとは思いますが。というのは、一般市民にとっては日本がどうなっていても直接は関係がないので、よっぽど困ることでなければ特にニュースにはならないみたいです。一時、バブルの頃は日本から来た人が「アメリカから学ぶものは何もない」と豪語していたこともあるようですが、実際はそうではないのではないでしょうか。現にアメリカは既に不況は乗り越えて景気が良くなっていますし、逆に日本はどうしようもない状態です。(住専問題に税金を使うとは、政治家は全く脳みそがないのか!!)たぶん、学ぶものがないのはアメリカの方なのではないでしょうか...(車や電気製品は別か?...)

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どこでも載ってるhttp://www...

 日本でも最近は”www...”というアドレスをよく見かけるようになったみたいですが、既に市民の30%以上がネットワーク環境を持っているアメリカでは、wwwは日常茶飯事です。パソコン屋さんや電気屋さんはもちろんのこと、町のチェーン店のスーパーやスポーツ用品店など、多種多様な業種でwwwのアドレスをみかけます。日本と違う点は、かなりのところでこのwwwのページ上で買い物ができてしまうという点です。こちらでは、インターネットが普及する以前から通信販売が盛んでした。というのは、通販であれば州税を払わなくても良いので、場合によっては10%も安くものが買えるからです。現に、テレビショッピングだけを1日中やっているチャンネルがあります。これも、チェック(小切手)やカードで買い物をするのが当たり前の環境が効いているのだと思います。現に私もパソコン関係のものはほとんどwebを使って買いました。
 あと、日本と違うと感じることは、生活に便利なwebがたくさんあることです。新聞・テレビ会社はすべてホームページを持っていて、新聞ならほぼ全文が載っていますし、場合によっては本紙よりも詳しいことがあるようです。(本紙の方に、詳しくはwww...をご覧ください、と書いてあったりするので。)日本で新聞の全文が読めるホームページがあるでしょうか?(asahi.comにはお世話になっていますが。)また、天気予報はどの新聞・テレビのページにもあり、雲のレーダー図、雨雲の移動方向と速度、衛星写真、天気図などの情報をすべて見ることができます。おかげで傘を持っていくかどうか、非常に判断がしやすいです。さらに、高速道路の混雑具合も1分毎(1時間じゃないです!!)更新で見ることができたりします。どこかに出かけるときに、ちょっと地図がほしいとなると、住所を入力するだけでお好みの大きさの地図を通りの名前やめぼしい場所(レストラン、お店から、病院、公共機関、講演まで)を自分の必要なところだけ選んで表示させることもでき、もちろん印刷して使うことができます。(エバンストンの紹介のページで使っている地図がそうです。)日本に帰るとこんな便利なページはたぶんほとんどないので、不便になるのが残念です。

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ここでもみれる大相撲

 こちらでテレビ欄を見ていて驚いたのは、なんと大相撲を3日遅れで放送していたことでした。あの、大相撲ダイジェストです。なつかしい声が聞けて涙ものでした。どうやらニューヨーク経由で日本からテープを空輸しているようで、そのための3日送れるようです。(なぜかというと、この冬の例のニューヨークの大雪の時に、雪のために前日のものを流します、と出たことがあったからです。)もちろん、コマーシャルも日本語で、たいがい日産、森乳豆腐、サッポロビールが提供でした。また、興味深いコマーシャルに、Sumo Magazineがありました。星取り表つき、年間$50位だったと思います。大相撲カレンダーの広告を見たこともありました。曙も復活しつつあるようですし、こちらでも好きな人が多いんでしょうか。勝敗だけならwww.asahi.comで1日遅れでみれますが、やはり取り組みを見ないと...しかし、テレビで見るときには既に勝ち負けを知っているので少し複雑な心境ですが。

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アメリカ住むなら子連れにしよう

 アメリカに住むなら、赤ちゃんづれがおすすめ(?)です。確かに、病気になったりしたときには大変ですが、普段の生活でいろいろ徳をする?ことがあります。私の場合、最初の1カ月は一人暮らし、それから1歳半の娘と家内との生活が4カ月ほど、その後1月に生まれた息子と4人で生活していますが、町のスーパーなどにいったときに対応が全く違います。一人暮らしの時は、研究室の学生さんに1〜2週間に一度スーパーに連れていってもらってました。この時は、まだ不慣れなこともあり、店の人の対応が異常に無愛想に思ったものでした。(店にもよりますが、実際にはそれほどではないのですが。)ところが、娘が来て家族で買い物にいくと、”She is so cute!!”といった感じでレジのおばちゃんやお姉ちゃんがにこにこと声をかけてくれるようになりました。対応も親切になったし(様な気がするだけかもしれない)気分良く買い物ができるようになりました。さらに、息子が生まれてからは、その頻度が格段に増したような気がします。
 他の人の意見ですが、アメリカも最近出生率が落ちていて、子どもが珍しいあるいは大事にしないといけないと思っているのではないか、といってました。さらに私が思うに、キリスト教徒(よくは知りませんが)にとっては子ども(赤ん坊)は神聖なものなのかなぁ、とか、家内が言うには外国人の赤ん坊が日本人から見るとお人形さんのように見えるように、東洋人の子どもは西洋人から見るとお人形さんのように見えるのではないか、ということでした。
 真相はよくわかりませんが、ほんとうに人の対応が違うことだけは確かです。道を歩いていても、「少し抱っこさせてくれ」と声をかけられることがあるくらいです。どっちみちどこにいても赤ん坊連れが大変なのは変わらないし、生活することだけを考えるのなら、赤ん坊連れもいいのではないかと思います。ただし、都会を歩くときは絶対に自分の周り1〜2m以上離れたところにいかせてはいけません。日本と違って、迷子=永久に行方不明、ですから....(うちは、迷子紐を使っています。)

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P.S.-アメリカ住むなら子連れにしよう
 前回、"アメリカ住むなら子連れにしよう"を書いた段階では、かなりかたよった意見になっていましたが、もちろんものは考えよう?逆もまた真なり?、子どもがいないほうが良いこともあります。例えば、遊び回ろうと思うなら夫婦二人が最適でしょう。一人でいると、出かけるのはおっくうになりがちですし、子どもがいてると動きにくいのは日本にいてもアメリカにいても変わりません。旅行三昧(何をしに来たのかと言われるかもしれませんが^_^)をするなら二人等のが費用の面でも最も良いような気がします。演劇や映画、カジノやレストランなども子ども連れではなかなかいけないところです。ただし、日本に比べて子連れは優遇されることは確かです。飛行機に乗るときなど、小さい子ども連れはエコノミーのチケットしか持っていなくても、ファーストクラスと同じように先に載せてもらえます。乳母車などは、施設の入り口で貸し出しているところも多いですし、大抵の所にはスロープがありますし。日本なら土産物屋にはいるのに、乳母車でゴロゴロというのは躊躇するところですが、場所の取り方が広いこともあってなんら問題になりません。中には双子用の幅の広い乳母車を押している人もよく見かけます。ただ逆に、日本よりも気を使う面もあります。例えば迷子にならないように...
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シカゴ中ローズボールに大フィーバー

 日本では話題にはならなかったと思いますが、ここノースウェスタン大学のフットボールチームがセントラル地区で優勝しました。と、これだけ書いたのでは「ふぅ〜ん」で終わってしまいますので、もう少し解説しますと、昨年度、このフットボールチームは全米で120何位という弱小チームだったのです。ところが、去年から就任した監督が非常に優秀で、20勝1負で地区で優勝してしまい、今年はいきなり全米で4位(だったと思う)まで10階級くらい特進したわけです。なんといってもアメフトはアメリカではバスケットと並ぶ超人気スポーツですから(日本の野球やサッカーの比ではない?)もう、エバンストンどころかシカゴも含めて大騒ぎでした。連日、この話題を取り上げないテレビニュースは皆無で、新聞の1面にもしょっちゅう出てました。チーム名が”Wild Cats”というのですが、町中いたるところに”Go Wild Cats!”と書かれていました。アメリカの大学フットボールでは、最後にトーナメントをして1番を決めるということはしないようで、各地区の1位、2位のチームが最後に地区同士で戦って終わるようで、このWild CatsはカリフォルニアのUniversity of Califolnia Stateと対戦しました。この試合が”Rose Ball”といわれるものです。残念ながら、この試合にWild Catsは負けてしまったのですが、今ではエバンストンの町の入り口にあたる、道という道に、”The Home Town of Wild Cats: 1995 Big Ten Chanpion”といった正式なEvanston cityの看板がかかっています。
 ちょうどWild Catsが勝ち続けていたときに研究室のピクニックがあり、Prof. Ellisにこのことを聞いてみたら、”Itユs miracle!”といっていました。だれもが奇跡だと思っていたようです。次のシーズンはどうなることやら。例の監督は計$5,000,000で12年契約を大学と結んだ様ですが...

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日本のテレビ番組は...

 こちらのテレビ番組を見ていると日本の番組の多くはこちらのパクリなのかなぁと思ってしまいます。ホームビデオのコンテストのような番組も日本でよくありますが、こちらにあるところを見るとこれもパクリなんでしょうか。ただ、アメリカと日本とで違うところは、ひとつは商品の額が大きいことです。Funnest Home Videoという番組の賞金は10万ドル、しかもこれが毎週ですからびっくりします。あと、視聴者参加の番組が多いことでしょうか。一時日本でも多かったような気がしますが、最近はタレントが出て賞金を稼ぐ番組が多すぎるような気がします。

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ここでもやってるバレンタインデー

 以前から、バレンタインデーというのはお菓子会社の陰謀で、特になんら意味あいもないのにチョコレートを配るという習慣を作り上げた、日本固有のものかと思っていました。が、こちらにきて、1月終わり頃のスーパーの広告を見て唖然としてしまいました。「ここでもバレンタインデーをやってるぅ〜」。なんと広告には日本でよく見るようなハート型のチョコレートがわんさかと載っていたのでした。結局、お菓子会社の陰謀というのは間違いではないと思いますが、日本固有の陰謀ではないことが判明しました。ただ、日本と違うのはなにもチョコレートだけを送るのではないと言うところです。(最近では日本でもいろいろと贈り物をするように陰謀が拡大しているようですが。)香水やアクセサリーなども贈り物としてたくさん広告されていました。どこの国でも商売をする人たちはしたたかというかなんというか。それにのせられる消費者は、真抜けているというか何というか。いえいえ、決してバレンタインデーにチョコレートを貰いたくないといっているのではありません。来るものは”全く”拒みませんので次回からもどうぞよろしく。

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物価が安い、食べ物がうまいアメリカ

 うちの学生にいわせると、私にとっては最も重要なことだそうですので、アメリカでの食生活について少し書きたいと思います。元原稿がメールでのやり取りなので、話が変なところもあるかもしれませんがご容赦ください。
 どこでもそうなのかもしれませんが、アメリカの大きな町には必ずと言っていいほど日本食の店やレストランがあるようです。この間、ニューヨークにいく機会があったのですが、日本料理のレストランがない通りを探すのが難しいくらい至る所にありました。(また機会があれば書きますが、ニューヨークの町の印象は、大阪の町を巨大にしたような感じです。東京ではなくて。あまり性に合わない。)シカゴにもありますが、あんなにやたらにはないです。エバンストンにも日本料理のレストランはあります。(いったことはありません。)
 日本の食材はというと、不思議なことに”醤油:Soy Sauce”と”白菜:Nappa”、”ネギ:Green onion”は、こちらの普通のスーパーにもあります。あと、インスタントラーメンも。(マルチャン、札幌一番、日清など)ただ、みりんや「ほんだし」などは置いてませんので、日本食品の店に行かないと手に入りません。
 幸いなことに、歩いていけるところに日本食品を置いているこちらの店が1件(Oak Street Market)、車で行ける範囲に日本食品の店が2件(Sea Runch, Yaohan)あるので助かっています。Oak Street Marketは、こちらの小さなスーパーですが、いわゆる自然食品の店で、海苔や梅干しも置いています。しかしさすがに魚類はありません。
 Sea Runchはどうやら日本人の経営している個人商店のようですが、車で10分くらいのところにあり、たいがいなんでもあります。日本でもよくある、町のちいさなスーパーといった感じで、店の人の対応も良いです。後述しますが、こちらのほうが日本よりも、野菜類は安いし非常においしいのですが、唯一おいしくないのが茄子で(家内にいわせるとそうでもないらしいですが。)、このSea Runchには日本の茄子があって助かります。また、貸しビデオもあって、日本のテレビ番組は大抵見ることができます。(借りたことはありませんが。)隣には同じ経営のSushi?の店があり、ここでは鮮魚が手に入ります。刺身から焼き魚・煮魚用のものまでいろいろあります。青森産の冷凍ホタテ:3cmφくらい、が20個くらい入って$8ほどでした。安い!しかし、なぜ日本では同じものが高いのか疑問です。寿司もその場で握ってくれます。結構安いしおいしいです。ただし、なぜかここの職人さんはみな外国人で日本人は一人しかいないようです。(ここでは日本人も外国人ですが。^_^)
 Yaohanは例の”おしん”で有名ですが、車で40分くらいのところにあります。この前、4周年記念セールをやっていたのでどうやらできてから4年たつようです。これは全く日本のダイエーかジャスコの食料品+雑貨売場といった感じで、それこそ日本のスーパーで手に入る食品であれば何でも置いていますし、電気炊飯器や餅つき機など何でもあります。(ただし、値段は日本と同じ=高いものが多いです。)ここに入っている新高屋という漬物屋さんの漬け物がおいしい。さらにここには日本食のTake out(<-これは完全に日本語英語で、家内がマクドナルドでいったら通じなかった)の店が数軒入っています。(うどん、寿司、ドンブリ、カレー、あとパンも)陶器屋さん、旅行代理店(JTB)、雑貨屋から、貸しビデオ屋、さらに旭屋書店も入っています。ここにいくと、日本にいるような錯覚に陥ってしまいます。日本人が多いですし。

 聞いた話では、7年ほど前には刺身というと少し酢に漬けたようなもので、いわゆる普通の刺身は手に入らなかったようですが、最近では格段に良くなっているようです。おかげで、食生活で特に困ったということはありません。

 前述しましたが、ここに来る前は「アメリカ料理」なんて聞いたこともなかったし、おいしいとはとても思っていませんでした。いまでもアメリカの料理自体はおいしいとは思いませんが、食材は別です。
 まず、食料品は何でも格段に安い(同じ値段で日本の倍はある)し、みなおいしいです。例えば、牛乳は1ガロン(3.8L)で$0.80〜$1.79、牛肉で1ポンド(445g)$2〜$11、冷凍ピザ(30cmφ)2枚で$1.79などなど。安いのでなんでも巨大になります。マヨネーズやバターの容器もまるで日本で売っているコーヒー豆の特大の缶のような大きさだし。食材の内でも特に野菜類は非常においしいです。うちの母や家内の母がこちらに来ていましたが、例えばジャガイモなどはあまりにおいしいので「もって帰りたいくらいやね」とどちらもいってました。ブロッコリーなどもキャベツくらいの大きさの束が$3くらいなので、おひたしにして食べるとおいしいです。(日本では高くてそんな食べ方はなかなかできないですが。)米も安いしおいしい。9Kgで$9〜$15で、国寶、玉錦、多牧米(どれもこちらの銘柄?)、加州コシヒカリ(カリフォルニアでつくっているコシヒカリ)、秋田小町などさまざまで、どれも日本の米とあまり変わりません。かえっておいしいかもしれない。うちではコシヒカリ(これが特においしいと思う)、玉錦、秋田小町を愛用しています。牛肉などは、日本人の口には日本の”霜降り”があうと思うので、Fat Freeを信条とするこちらの肉は野菜に比べるとそれほどおいしいとは思いませんが、それでも一番上等な肉(100g250円くらい)であれば、しゃぶしゃぶやすき焼きにしてやってもおいしいです。(日本食品の店であれば、薄切りの肉が手に入ります。)また、牛肉の値段は豚肉の値段とほとんど変わりません。(鳥肉はもっと安くて、まるまる1羽で$1.8とかいうこともあります)
 なぜ、こちらの食品類がおいしいか考えてみたのですが、日本のように狭い場所で少量作るのではなくて、地平線が見えるような土地で莫大な量を作っていることが原因だと思います。化学のプラントでも何でも、車でもテレビでも、大量生産するものは品質がそろって、はずれが少なくなるのと同じで、農業でも大規模にやれば品質を保ってかつ安くできるのだと思います。さらに、これだけ国が広いとそれぞれの作物に適した土地が必ずありますから、適切な環境で大量に作っている=おいしいものが安い、ということになるのではないでしょうか。残念ながら、日本ではこの点だけはまねすることができません。ただ、こちらでは食品類にかかる州税(日本の消費税に対応)は2%と安いです。(ちなみにパソコンその他のものはみな8%〜10%かかります)これは日本でも可能なはずですから是非見習ってほしい。(5%に上げるなら、ものによって税率を変えてほしい)
 なんとも長くなってしまいましたが、これでは食べ物が私にとって重要な問題だということを暴露したようなものかもしれない。^_^

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年の始めは「蛍の光」

 年越しの時に幾つか面白いことに気がつきました。日本だと、「紅白」(最近は見る人が減ってますが。)−>「行く年来る年」のパターンで、蛍の光を聞いて年を越し、年の始めの試しとて....と続くと思います。また、年越しは、除夜の鐘の厳かな?響きを聞きながらといった感じではないでしょうか。(ロス・NYなど日本人の多いところでは、このパターンでテレビを見ることができるようですが。)もちろん、こちらではそんな鐘はないですから、騒いで年を越して、年越し直後に花火をガンガン上げる、いかにもこちらの人の好きそうな年越しをしてました。テレビを見ていても、どのチャンネルでも年を越したとたんに花火だらけでした。幸い、うちのアパートの斜め向かいにある公営の駐車場で派手に花火をやってくれましたので、家族揃ってみることができました。しかし、やはり花火は日本の方が綺麗です。こちらの花火は比較的単調で、それぞれの花火は単色のものが多く、変化に乏しいように思います。こちらの花火の上げ方は、最初派手に打ち上げはじめ、途中は淡々と少しずつ違う形・色のものを打ち上げ続け、最後はもうめちゃくちゃにたくさんの花火を打ち上げて終わる、といったパターンが多いようです。日本でも同じ様なものですが、なんだか最後の上げ方は、まさに「めちゃくちゃ」といった感じなのが少し違うところでしょうか。
 話がそれましたが、日本とアメリカの年越しの相違ですが、同じ点は最後にみんなでペンライトを振るところ、これはもしかしたら日本がまねをしたのではないかと思います。違う点は、こちらでは年越し前にカウントダウンをすること。これは年末のコマーシャルでも結構使われていました。日本でも一部のテレビでこういうことをするとは思いますが、こちらではみなそうします。それともう一つ大きく違う点は....年を越したとたんにみんなで「蛍の光」を歌うことです。これには正直言ってびっくりしました。年を越したとたん、どのチャンネルを回しても花火と「蛍の光」だらけ。(もちろん英語ですが^_^)さすがに年越し前の蛍の光に慣れているので、なんだか年を越したのか越していないのかわからなくなってしまいました。ところ変われば年越しもえらく違うものです。なぜ「蛍の光」なのか、もしわかれば追記することにします。
P.S. ちなみに、先日ビデオで見た"Sleepless in Seattle"(たぶん、邦題は「めぐり会えたら」だったと思う。)でも、年末最後のカウントダウンの後、蛍の光が流れていました。

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日本の方が安いもの・かわらないもの

 アメリカでは物価が安いとどこかで書きましたが、何でも安いわけではなく、日本とかわらないものから日本の方が安いものまであります。例えば、

あまりかわらないもの


日本の方が安いもの
  • RAM:これはびっくりしたのですが、こちらの最低価格よりも日本の方がさらに格段に安くなっています。(SIMMなど)先日16MBのチップ価格の急落したころは特に顕著でした。今では差は縮まっていますが、それでもなお日本の方が安いです。 公衆電話:家庭の電話はこちらの方が安いと思いますが、いわゆる市内通話がこちらでは$0.35ほどします。
  • MOディスク:これも日本橋では800円位からあるのに、こちらでは$26以上します。
  • ZIPドライブ:これも日本のメーカーがライセンス生産を始めたため、日本の方(18,000円)が、アメリカ($199)よりも安くなっています。

     結局日本製のものは、日本と同じものであればこちらでもほぼ同じ値段になります。カメラなどはアメリカ専用機種は少ないので値段があまりかわらないように見える、ということのようです。ただし、最も安いものはこちらの方が安くなります。というのは、外観は同じでも機能を格段に落としているために値段が安くなっているからです。(日本では余分な機能をいかにたくさん付けて高く売るかということばかりを考えているような気もします。)例えば、うちにはシャープのビデオカメラが(液晶ビューカム)がありますが、これはこちらでは$800位からあります。一瞬「なんて安いんだ」と驚きましたが、よくよく調べてみると、ズームが8倍まで(光学ズームのみ)、手ぶれ防止無し、Hi8でないなどなどかなりの機能を落としてあります。もちろん、それで撮影には充分ですから、選択の範囲が広がる分だけアメリカの方が幸せかもしれません。(高いものもあることに後から気がつきました。)

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    首相よりも有名?鉄人・衣笠

     96年6月14日、米大リーグ・Baltimore OriolesのCal Ripkenが日本の衣笠祥雄のもつ連続出場記録2215を抜きました。もちろんこれは大変な記録ですから、地元ではないここシカゴのChicago Tribuneでも写真を添えて記事を掲載していました。今、シカゴはブルズのファイナルの話題で紙面がいっぱいで、スポーツ欄10面中6面がブルズ、1面がオリンピックという状態ですので、写真入りで、しかも地元でないチームの記事が載るというのはちょっとびっくり、すごいことです。シカゴトリビューンで日本人の写真を見たのは、伊藤みどり、野茂英雄に続いて3人目だと思います。(オウム関係、エイズ訴訟などでは写真がありましたが、いい意味では、ということです。)日本の首相が来ても写真を見たことがないのですが、衣笠氏は首相よりも偉大?
     ちなみに記事は短いですが、以下のようなものでした。
    "Cal Ripken played in his 2,216th consecutive game, breaking the world record held by Japanユs Sachio Kinugasa. Ripken was given a standing ovation when the game became official at the start of the sixth inning. He went 0-for-4, striking out once and grounding into a double play in the seventh...." (シカゴトリビューン96年6月15日スポーツ欄より。)
     始球式は、衣笠氏がボールを投げ、リプケンがキャッチャーをしたそうです。
    P.S.-Oriolesの現監督は、日本のジャイアンツにいたあのジョンソンでした。なつかしい。

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    日本であまり見ない女性の職業・青年の職業

     町で仕事をしている人たちを見ていると、この国がいろいろな意味で平等な国だと言うことがわかるような気がします。それは、日本ではあまり見ない職業に若い男性や女性が就いていたりします。例えば、うちの大学の掃除係の1/3くらいは若いお兄ちゃんです。(残りはいわゆるおばちゃんですが。)かなり偏見があるかもしれませんが、日本ではおばちゃんかお年寄りのひとの割合が非常に高いように思うのですが。また、女性のトラック・バスの運転手もしょっちゅう見かけます。(Forrest Gumpに出てくるスクールバスの運転手も女性でしたね。)そのほか、道路工事などの肉体労働をしている女性もよく見かけます。結局これは、どのような職業でも差別がない(できない)ようになっているからだと思うのですが。
     あと、平等という意味ではこちらでは身体障害者の方が働いておられるのをよく見かけます。思うのですが、日本だと身障者の方を雇うとマイナス面が大きいのでなかなか職がないのではないかと思うのですが、こちらでは身障者の人を雇っていることが当たり前なので、雇わないことがマイナスになることはあっても、雇うことがマイナスになることは無いのだと思います。このあたりにも、日本の社会的な思想?の問題点があるような気がします。

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    コーク/ペプシはアメリカの飲み物だ!

     日本にいるときは、どうも刺激が強い感じがするので、炭酸飲料をほとんど飲みませんでした。特にコカコーラ(コーク)は年に1〜2本程度と皆無に近かったのですが...シカゴに来てなぜかめちゃくちゃにコーク、というよりはペプシを飲むようになりました。だいたい24本入りの箱が週に1〜1.5箱はなくなります。これには自分でもびっくりしました。なぜなのか考えてみたのですが、たぶん空気が乾燥していることが最も大きな理由のように思います。乾燥しているので、普通の水やジュース類を飲んだだけではのどの渇きが収まらないわけです。さらに値段が安いことが重要なポイントです。24缶1箱が、安いときには$4.75で売っています。一缶あたり、20セントという安さです。ビールという手もありますが、ビールは12缶$6.98とペプシに比べると高くなります。(あたりまえ)この調子で飲み続けて日本に帰ったらどうしようかと最近少し心配しています。日本ではいくら安くても80円はするでしょうし。湿気た日本ではあまり飲みたくならないとは思うのですが...

    P.S. ちなみにコークとペプシを並べて飲み比べた結果、個人的にはペプシの方がおいしいと思います。ペプシもしょっちゅうそういうコマーシャルをしてますし。

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    みんな豪邸

     こちらの家、特にこのエバンストン周辺の家は大きな家が多いです。見た感じですが、小さな家でも建坪40〜50と家の1.5〜2倍はある庭がついています。大きな家になると....200坪位の家に公園のような(100m四方はある)庭がついた家も結構たくさんあります。しかし、新聞に載る家の広告を見ていても、$300,000も出せば上記の小さい家が買えてしまいます。それでもこのエバンストンは、家が高いという評判で、少し他の所にいけばさらに安くなります。立地条件から言うと、エバンストンはシカゴの北15マイル程の所にあり、ちょうど関西で言うと学園前あたりの高級?住宅街にあたります。(関東だとどの辺なんでしょうか?)しかし、学園前界隈では3000万では庭付きの家など問題外です。
     先日、CCISといわれるノースウェスタン大の教授の奥さん連が主催する集まりで、こちらに留学している人の奥さんたちが日本の紹介をしたらしいのですが、$30,0000では、2ベッドルーム、1リビングルームのコンドミニアムしか買えないと言ったら、"Unbelievable!!"とえらく驚かれてしまったと言ってました。狭い土地で、狭い家、窮々で生活していることも、日本人の生活や思想に大きな影響を与えているような気がします。しかし、車は安くなる可能性が無いとはいえませんが、土地ばかりはこんなに安くなることは、まずありえないでしょう。
     もし興味がおありの方は、以下のアドレスをご覧ください。シカゴ周辺の家の価格が載っています。
     http:// pruhomes.com
      エバンストン周辺は、
     http://pruhomes.com/property/ev_prop.htm
     他に、
     http://www.pruHomes.com/
    などなど。propertiesなどとかいたメニューをたどってみてください。

     先日、たまたま他の方のホームページで見たのですが、ユタなどでは、新築のプール付き豪邸が$200,000以下、中古なら$100,000以下で売っているようです。やはり、エバンストンは高級住宅街?かな

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    absolutely incredible amazing super-duper great

     こちらのひとは、表題のような\表現を使うのが好きです。greatは、日常会話でも非常によく出てきますし、テレビを見ていてもabsolutelyなども頻繁に現れます。incredible, amazingも、ドラマの中などで、驚いたときや感動したときによく使われます。superというのは日本でもお馴染みですが、どうやらこちらの人はsuperでは飽きたらなくなったようで、子供向けの「Barney and Friends」という番組にでてくるBurneyは"Itユs a super-duper idea!!"などと、super-duperという表現を番組中に1回はいいます。ひと事ながら最近心配するのは、super-duperに飽きてしまったら、後はどうするのだろうということです。寿限無寿限無ではないですが、延々と長くなってしまったらどうするのだろう?

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    P.S.セーラームーンとドラゴンボールにテッカマン

     こちらのToys 'R' UsやBestBuyでも、日本の映画のビデオを売っていたりします。もちろん、英語に吹き替え済みですが。となりのトトロ(My Neighbor Totoro)も$17程で売っていました。(安い〜〜!!)歌ももちろん英語になっていました。日本での吹き替えに比べて、こちらの吹き替えは、声の質やしゃべり方が、オリジナルに非常によく似ています。唯一、お父さんだけが声が今一つ似ていなかったのですが、これはオリジナルのあまりうまくない某氏に似た人を捜すのが難しかったせいだと思います。もちろん、オリジナルより上手でした。
     日本で手に入りにくそうなものも結構あります。目に付いたのは、ゴジラもの。結構な本数があり、なんと1作目のあの白黒の、オキシゲンデストロイヤーの出てくる分も売っています。(今では日本で手にはいるのかどうか?)

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    伊達公子も新聞に

     全般的に、スポーツ選手は新聞に取り上げられることが多いような気がします。伊藤みどり・衣笠幸雄に続いて、伊達公子の写真をChicago Tribuneで見ました。ウィンブルドンでsemi finalまで行けば当然と言えば当然ですが、ちゃんと写真入りで、下にこのようなコメントがついていました。
    Chicago Tribune, July 2, 96,"Best bet: Can Kimiko Date (above) continue her surprising Wimbledon run?"
     まぁ、新聞記者もまさかここまで残るとは思っていなかったんでしょうが、たいしたものです。オリンピックも近いですが、日本の選手には是非がんばって貰って、こちらの新聞で沢山の日本選手の活躍を、写真入りで見たいものです。

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    「電子立国」はおかしい!!

     私がこちらに来てから、日本で「電子立国・日本」の第2回目のシリーズが始まったようですが、ビデオにとって貰って先日「一太郎」の話の分まで見ました。が、なんだか違う。前回のものに比べて、なんだか面白くない、というのが第1印象でした。さて、何が違うのだろうと考えているうちに、こちらでTriumph of the Nerds という番組をやっているのを見て、これだ、と気がつきました。(nerdというのは難しいのですが、a computer nerdでコンピューターバカ、その他に「ダサイ奴」というのもあって、日本語で言うならいわゆる「オタク」になるでしょうか。そうすると、「オタクたちの勝利」?)この番組は、パソコンの歴史をAppleIIあたりから現在まで取り上げたものなのですが、後半はまさに「ソフトウェア」がいかに重要なポイントを占めて現在のコンピューター業界ができあがってきたか、Steve Jobs, Steve Wozniak, Bill Gates, Steve Ballmer, Paul Allen などなど、錚々たるメンバーへのインタビューを絡めて話を組んでいました。先の電子立国第2部も「ソフトウェア」をテーマにしていたようですが、できが全然違う、どうして同じテーマでこれだけ面白い番組と何とも面白くない番組ができるのかと不思議に思いました。番組内で同じ映像を使っていたり、同じソフトウェアを取り上げたりしていたのに。(マッキントッシュやIBMのコマーシャル、ビジカルクなど)なぜ、電子立国が今一つだと思ったか理由を考えてみると、

    ○「ソフトウェア」が主題なのに、ソフトウェアの何が重要な問題で、何がポイントか、といった話になっていない。
     ソフトウェアという言葉を主題にするのなら、その本質を話さなければならないのに、アセンブラのリストの一部を取り出してきて、「わからないでしょう」「でもここをこうすると、確率が変わる」「これはメモリの何番地にデ−タを保管しなさいと言う意味です」なんてやっても意味がないでしょう。(他がきちんとしていれば、意味も出てくるのですが...)

    ○「電子立国」なのに、エレクトロニクスやソフトウェア以外の話のウェイトがあまりに大きい。
     例えば日産のエンジン制御の話では、エンジン制御のデジタル化、プログラムによる制御が課題なのに、車のテストの話や社長との絡み?が多すぎて、肝心のなぜデジタル制御がよいのか(個人的には、本当にそういえるのか、いまだに疑問もありますが。)といった話が少なすぎたと思いますし、松下の炊飯器の話でもソフトウェアと言うよりも制御の話で、これは以前からあることでしょう?(個人的には、これもデジタル化したから良いとは必ずしもいえないと思いますが。)なんだか、話の作りがうまくなくて、本来の話の焦点がずれてしまっていたような気がします。

    ○苦労話が多すぎる。
     これが今回の「電子立国」の最大の欠点だと思います。何をするのだってみんな苦労しているのだから、その苦労話を取り上げるのなら違うシリーズですればよい話で、もともとの「電子立国」の良さが完全にスポイルされてしまった気がします。例えば、パチンコの話は極み。これはNHK特集「パチンコ業界の裏側」といった題の方がピッタリきそうな気がしました。だって、儲けの話や、開店時の苦労話は「電子立国」でも「ソフトウェア」でもないでしょう。

    ○何でもプログラムが載っていれば「ソフトウェア」と思っているのか、「ソフトウェア」という言葉に振り回され過ぎている感じがする。
     「ソフトウェア」というのはプログラミングとは違います。それがわかっていないのか、プログラム=ソフトウェアという書き方があまりに強すぎました。プロデューサーがなんにもわかっていないなぁと言うのが感想です。

    ○以前の電子立国は、対象が一般〜サイエンス好きな人だったのに、2部は完全に一般の人のみを対象にしている。
      話のうまい専門家がきちんとしたストーリーで話をするのなら悪いことではないのですが、どう控えめに見ても、よくわかっていない人が、人から聞いた話をまとめたような、まとまりが悪くて本質をとらえていないような印象しか持てませんでした。

     では、なぜTriumph of The Nerdsが良かったのか、理由は簡単でコンピュータの発展?(ソフトウェアの進歩)の経緯が正しく描かれていたからです。例えばAppleIIの開発〜全盛期とIBMの逆襲、LISAの開発の動機やMacintoshの開発理由、現在のInternetとパソコンの将来についてなどなど、聞いていて「なるほど」「こういうことだったのか」と思わせる話になっていました。Jobs, Gatesがどちらかというとマネージメントの天才で、Wozniak, Paul Allenはソフト書きの天才、といった感じもわかる作りになってました。ゼロックスの Palo Alto Research Center(PARC)で、1970年代始めに既にいかに先進的な技術ができていたか、Jobsがこれを見てLISAの開発を始め、IBMの猛攻にあって今度はいかにこのLISAを安く作ろうとしたか(これがマックになります)といったことをJobs本人が話していました。

    #このころのPARCは凄すぎるくらい凄くて、既にSmallTalkが動いていて、
    #ひとりひとりにマシンがあり、すべての機械がEthernetでつながってい
    #て、E-mailも使っていたらしいです。つまり1970年代初めに、GUI、
    #ネットワーク、オブジェクト指向言語など、現在のコンピューターがいま
    #だに進んでいる道を、既にすべて備えていたことになります。ゼロックス
    #の人も、当時をふりかえって今のコンピューターはあの時代のPARCからまだ
    #先に進んでいない、と言ってました。^_^;

     Sculley(前々アップル社長)も出てきて、どういう経緯でペプシからアップルに移ったのか、なぜJobsを追い出したか、なんて話もしていました。(これに対するJobsのコメントもありました^_^)例の、 do you want to sell sugar water for the rest of your life or do you want to come with me and change the world ? という有名なせりふも出てきたりして、なかなか良かったです。Sculleyはこのせりふを聞くまで自分の残りの人生のことなど考えたことがなかったと言っていたと思います。あと、将来の展望について、それぞれインタビューに登場した人たちが意見を出していました。オラクルの社長も出てきたりして。

    #このオラクルの社長の家は、一見の価値あり。(変な意味で。)なんとも
    #超豪邸なのですが、和風?らしく作ってあって、庭には池があって、鯉が
    #泳いでいるし、部屋の中には日本の鎧兜があるし。なんだか異様な感じで
    #した。

     個人的な意見を言えば、たぶん、広義の「ソフトウェア」はプログラミング言語で書かれた、あるいは16進コードのプログラムも含むと思いますが、上記の2つの番組で取り上げている「ソフトウェア」とは、発想・アイディアのことでプログラミング自体が問題なのではないと思います。だから、制御の話でも「なぜプログラムで制御するのか」その長所・短所や、今なぜほとんどのものがCPUを積んでいるのかといった話が中心になるべきだと思います。発想・アイディアという点では、ビジカルクの話は電子立国の方でも結構良かったと思います。

     たぶん、NHKの作ったシリーズですから、前の電子立国や「生命」「人体」などと同じように何かの賞を貰ったりするんでしょうけれど、今回の「電子立国」は、個人的には駄作だと思います。ほとんどものがNHK特集「***の裏側」「***戦争」といった題名でやったほうがずっと良かったように思います。なんとなく、この手の特集を作っていたプロデューサーが今回の電子立国を作ったような気がしてなりません。なんとも残念です。

    P.S.1−Triumph...の中でJobsが最後に、If you talk to people that use the Macintosh they love it but you don't hear people loving products very often you know really but you could feel it in there, there was something really wonderful there. と言っていたのが非常に印象的でした。

    P.S.2−それでもデジタル映像技術の話や「一太郎」や「ハドソン」の話、ビジカルクの話などは結構面白かったです。ただ、デジタル映像の話はもう少し作り方を変えて欲しかった。

    P.S.3−上記の番組に興味のおありの方は、下記のアドレスをご参照ください。
          http://www.pbs.org/nerds
     インタビュー他、番組の台本がすべて読めます。(もちろん英語ですが。)
     このテレビ局は、日本のNHK教育のような局で、動物ものやドキュメンタリーばかりやっています。CMの他に、視聴者からの寄付で成り立っている局のようです。あくまで、「寄付」ですので、お間違え無く。「受信料」などと言うむちゃくちゃなものはアメリカでは通らないですので。

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    異常に短いエバンストンの秋と春
     日本はいいところです。四季があって、梅雨なんかもあって変化に富んでいて。まぁ、ジメジメした梅雨はいいものではないかもしれませんが。エバンストンにも季節はあります。日本と同じように、四季が一応あるようです。が、割合が日本のように均等ではなく、異常に片寄っています。私は9月にこちらに来ましたが、9月〜10月半ばまではまだ夏でした。その後秋らしくなり、木々も紅葉したのですが、11月初めにはすっかり冬になってしまいました。(記憶が確かではないですが、雪が降ったはず。)結局秋は2週程でした。それでも秋は長かったのです。この春は特に異常で、5月は連日5〜15゜Cという気温が続きました。それでも2週に1回くらいは暖かい日が2〜3日続いたのですが、これが暖かいを通り越して「暑い」。1日中、気温は30℃を越えていました。こちらの木々はそういうことをよく知っているようで、もともと緑の全くなかった木々に、この2・3日の暑い日が過ぎるとしっかり葉が茂っていました。結局、寒い5月〜6月初の次は、いきなり「夏」。連日25〜35℃の日々です。日本の夏よりは少し湿度が低いので過ごしやすいかなぁとは思いますが、春が全くないのはちょっと...少し日本が恋しい気がしました。
    P.S.家内が今読んでいる「V・I・ウォーショースキー」シリーズ(ハヤカワ・ミステリ文庫)の中で、ウォーショースキーが”五月の第二週に入ったというのに、空気は相変わらず冷たい。シカゴには二つの季節しかないと、父がよく言っていた。冬と8月。今はまだ冬だ。”というくだりがあると、教えてくれました。シカゴを舞台にした小説はこのウォーショースキーシリーズが有名です。映画はたくさんあって、

    などなど。これには理由があって、ひとつは映画の舞台がロス、ニューヨークのような「特殊な街」から一般の観客の感情移入しやすいシカゴ、デトロイト、ボストンなどの地方都市に移っていること、もう一つは撮影のメッカだったニューヨークでの撮影が困難になっているのに対し、イリノイ州、シカゴ市が映画の誘致に熱心なことだそうです。シカゴ市は、市内でアクション映画撮影用に爆破できるビルなどを映画会社に提供したりするようです。バックドラフトで使った工場などは今でも廃虚が残っているとか。
     ちなみに、ハリソン・フォードはシカゴ出身だそうです。
    (以上、地球の歩き方73 シカゴより)
     7月21日だというのに今日も気温は17℃程でした...

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    公共の場所では禁酒

     日本だと、4月に公園で花見。酒を飲んでカラオケをして、というのが普通ですが、こちらではそういう光景にお目にかかることはありません。なぜなら、たぶんほぼすべての公共の公園は”禁酒”だからです。入り口にちゃんと、禁酒マークが書かれています。見つかるとポリスに連れて行かれるようで、さすがにどうどうと酒を飲んでいる人を見たことがありません。^_^ それでも日本人会のピクニックの時にはビールがあったような.....

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    日本では見ない比較広告

     アメリカでは比較広告は普通です。日本だと「他社製品」とか、「A社・B社」とか出てきますが、ここではもろに名前が出てきます。例えば、有名なところではペプシ。最近よくあるのは、コークの運搬屋さんがペプシに手を出すと言ったシリーズ。スナックで、ペプシの運搬屋さんとコークの運搬屋さんが隣り合わせになって、なつかしのメロディーを聴いて、意気投合し、お互いにペプシとコークを勧めあうのですが、ペプシを勧められたコークの運搬屋さんがペプシを返さなくて(もちろんおいしいからと言うこと)ケンカになるというもの。あるいは、コークの運搬屋さんが、店にコークを入れにきて、隣にあったペプシに手を出すと、棚にあったペプシがガラガラと何百缶も転がり出てしまう、といったものです。また、バーガーキングも強烈で、バーガーキングとマクドナルドのハンバーガーの中のハンバーグをテレビに映して比較して、「バーガーキングの方がこんなに大きい」とやってみたり、昼休みにバーガーキングのハンバーガーを食べていた若者たちが、おもむろにマクドナルドの帽子をかぶって仕事にいく、なんて言うのもありました。あとは、頭痛薬のコマーシャルは徹底していて、Tylenol(たぶん最大手)に比べて、こんなに少なくてすむ、とか副作用が少ない、などなど思いっきり比較広告をしています。不思議なのは、比較広告を打つのは印象としてナンバー2の会社のような気がします。ペプシは実際にはアメリカ国内ではいちばんだと思うのですが、印象としては老舗のコークに対する新興・ナンバー2のペプシ、マクドナルドに対するバーガーキング、タイレノールに対する他社、といった感じです。現に「いちばん」の会社は比較広告を見たことがありません。こう言った会社は、比較「される」会社であって、自ら「比較する」ということはしないのでしょう。

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    I want to say thank you to my wife, my kids, my mother, my brother, my sister,....

     日本では、何かの賞の授賞式で、受賞した人が「これも私を支えてくれたみなさんのおかげです。」といって、関係者一同にお礼を言うのが普通だと思いますがどうでしょうか。私はここに来るまで、アメリカの人は自分の能力で仕事をしているのだから、こう言うときには、「受賞したのは私が有能だったからだ」というのかなぁと思っていました。特にスポーツ選手にそういう印象を持っていたのですが。ところが先日あったアカデミー賞の授賞式を見ていて、実際は全く逆で、日本の場合よりもこういうせりふがずっと多いことがわかりました。題にあるように、まず父母、兄弟、子供たちと家族に対して、次にスタッフ一同、その他関係者一同と、日本の場合よりも感謝する人の数がずっと多かったのが印象的でした。中には、去年亡くなったお父さんに、という人もいて、こういうところは国によらないのだなぁと思いました。
     最初に言ったような私が以前に持っていた印象というのは、例えばボクシングの試合の記者会見の見過ぎで、選手が強気なことを言うのを勘違いして印象として持っていたようです。アメリカでは、もちろん個人の能力を伸ばすことに教育の重点が置かれているように思いますが、そのうえでさらにチームワークを重視しています。映画でも、チームワークの大切さを取り上げているスポーツものが結構多いのはその為だと思います。いろいろな人種がいて、ここの人の能力を高めるような教育をして、そのうえでチームワークまで大切にするのですから、アメリカが世界で最も強い国であることは不思議ではないような気がします。日本はチームワークを大切にするようですが、その中にあるのはいわゆる「根性」のような気がしてなりません。「努力」することは大切ですが.....

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    Bulls, Bulls, Bulls

     さて、どれくらいのみなさんがご存じかわかりませんが、シカゴといえばプロ・バスケットチームのシカゴ・ブルズの本拠地です。このブルズ、マイケル・ジョーダンが気まぐれの大リーグ入りから復帰したためか、今シーズンは抜群の強さで、東地区で72勝10敗と過去の記録を塗り替える活躍で優勝した後、チャンピオンシップでも圧倒的な強さで優勝を飾りました。(決勝戦も全勝で終わると思ったのに、3つも負けたのは意外でしたが。)こちらのバスケット人気は日本の比ではなく、大抵暴動が起きるようです。実際に見たわけではないのですが(とても危なくて行けなかったので。)、阪神タイガースが優勝したときの道頓堀界隈の騒ぎを思い出して貰って、これに3重くらいに輪をかけて、拳銃を足した、といった感じでしょうか。もちろん警察屋さんも十分に警戒をしていて、ブルズが優勝を決めた日は、会場の外に警官隊が出て、5メーターおきくらいに警官が配置されていました。騎馬警官が道に横一列に並んで、路上の人を一掃したりもしていました。それでも各地で暴動?があり、発砲もあちこちであったようです。また、暴漢に襲われた店もあって、ニュースで無茶苦茶になった店の中を映していました。3年前の優勝時には、路上の車がひっくり返されてつぶされたり、あちこちの店が襲われて、商品を盗まれたようですが、今回は警察屋さんの警備がかなり厳重だったので、被害はかなり少なかったようです。ところで、チャンピオンシップの決勝戦のチケットですが、当然まともには手に入れることはできず、いわゆるダフ屋さんから買うことになるのですが、ニュースで言っていたところでは、立ち見でも$125〜150、シート席だと$350、コートサイドになると$1,500〜2,000といった値段が付いていたようです。こういうところは国が違ってもあまり変わらないようですね。

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    日本でみれるアメリカのドラマ・日本でやってほしい・やるであろうドラマ

     もちろんご存じのことですが、アメリカでやっているドラマ類は結構日本でも放映されていたりします。ちょろっと見た限りでは、現在ここエバンストンでみれるドラマのうち、日本で見たことがあるものに以下のようなものがあります。


     さすがに、スタートレックや大草原の小さな家は古いドラマなので、あまりいい時間帯にやっていなかったりします。(夕方早くや夜中)X−Filesは、最近結構よく見ています。
     こちらでやっていて、日本で放映してもうけるだろうと思うものもたくさんあります。


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    Absolutly Free, No payment No Interest until, Buy one Get one Free...

     日本だと広告に**%引きとよく書いてありますが、こちらの広告でよく見るのは**%OFFではなくて、題にあるような文句です。

     Absolutly Free:字の通りで、何かがおまけで付いて来るという奴です。日本の通販でもよくある、例えば野菜切り器を買うと包丁・まな板・包丁研ぎ器がおまけで付いてくる、というあれです。

     No Payment, No Interest until... :例えば今だと1997年まで支払いをしなくて良くて、さらに利子が付かないということです。

     Buy one Get one Free:一個買うともう一個ただでついてくる、つまり50%OFFということになります。Buy two get one free(33%OFF)とかBuy three get one free(25%OFF)という場合もあります。

     日本人は数字に強いので、**%OFFという表現がピンと来るのだと思うのですが、多分こちらの人はそれほど数字に強くないので、もっと直感的によくわかる言い回しをするのだと思います。後、くるま等の広告でよく見かけるものにdown paymentというのがあるのですが、これはいわゆる頭金で、最初にいくらかお金を入れると後の支払いが楽になると言う奴です。



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