教育実践報告 鳥取県 気高中学校 岡田年史

(1)目的
@ 身の回りの水について調べることで、理科学習への取り組みへの意欲付けを図る。
A 自分たちでも環境を調べられることを知り、実際に自分たちの身の回りの環境を調べ、地域の環境に対し関心を持とうとする意欲を育てる。

(2)実践校:鳥取県 気高郡気高町立 気高中学校  課外活動の一貫として,1年生5名

(3)実施日:平成12年6月4日(9:00〜11:00)、11日(9:30〜12:00)
    教授者:岡田年史
主たる教科名:理科 ◎単元「身のまわりの水を調べよう」
キーワード:環境調査・水に溶けているもの・
     酸性雨・雨と水道水の比較

(4)教育実践のながれ
氈@:環境を調べることの意義・身の回りの水からわかること
      (講義および理科教科書の内容実験)
      リトマス紙やBTB液、硝酸銀水溶液を使って
 :身の回りの水の例: 雨を調べてみよう: 
      雨→酸性雨とはどういう雨か(講義)
。 :簡易測定器の使い方(生徒実験:簡易濁度計・pH計・EC計)
「 :気高町の雨(pH・EC・塩化物イオンの測定生徒実験:
      硫酸イオンの測定演示実験:
      話し合い:生徒実験測定結果の検討)
」 :地域の違いによる雨の違い(データを比べて生徒に考えさせる)
、 :まとめ

(5)生徒の関心・反応・感想
・水に溶けている見えないものをどうやって調べるのか、実際やってみたかった。
・簡単な道具しか使わないようなので、自分でもできると思った。
・教科書に出ていない道具を使ってみたかった。
・気高町の雨が酸性雨なのか調べてみたかった。
・ぼくはこの勉強をするまで、「酸性雨」はきょうれつにあぶないものだと思っていました。でも、酸のものばかりでなく、酸の作用をおさえてくれるものが入っていることがわかりちょっと安心しました。酸性でなくてもきたない雨もあるということは、小学校でならったこととちがうのでびっくりしました。
・雨は水道水よりきたないんだと思っていたけど、調べてくらべてみると、雨のほうが入っているものが少なくてびっくりしました。
・測定する機械のしくみもよくわかった.測定する機械のほとんどが、今回やったことと同じようなしくみでやっていると聞いて、自分も科学者になった気分でした。

(6)問題点,評価される点など
・今回は生徒数が少なく、比較的理科好きのこどもたちが集まったという点で、もっと,多くの生徒を対象に行ってみなければならない。
・自分たちでもいろいろ調べられるんだなということがわかったようで、他の試料でも挑戦してみようという意欲が見られた。
・継続して調査はしていないので、地域の環境を調べていこうとするところまでには至っておらず、これからも定期的に実施する必要がある。
・酸性雨を例にし学習を進める中で、身の回りの水環境に興味を持ってくれたこと、また、自分から積極的に自分のすんでいる地域の環境のことを考えていこうとする意欲を持ってくれたと考える。さらに進めて、狭い範囲の環境ではなく、広域的な環境に目を向けてくれればと考える。

   



Last updated at October 1, 2000