日本の季節による天気図の違い

  • 冬期の典型的な天気図です(1992年1月8日):

    西高東低の気圧配置で,北西風が吹き,日本海の水分や塩分を吸収して日本列島の西海岸沿い(例:秋田地方)に大雪を降らせます.中国からの硫酸の越境汚染が考えられます.冬に秋田のpHが低いのは,このためと思われます.


  • 夏期の典型的な天気図です(1992年8月22日):

    太平洋上に大きな高気圧が張り出し,日本列島の南東に高気圧,北西に低気圧というパターンになります.風は太平洋側から吹きますが,晴天の日が続き,夕方に夕立ち(雷雨)があることが多いようです.日本国内発生の NOx や SOx が,強烈な太陽光によって光化学反応を受け,硝酸や硫酸に変わるようです.太平洋側で夏の雨のpHが低いのは,このためと考えられています.


  • 夏期の特殊な雨に台風があります(1992年8月7日):

    台風は太平洋上で発生し,北進して日本列島の方にやってきます.風台風の場合には,大量の海塩を含みますが,雨台風では,水質としては清浄な水を大量にもたらします.