• 兵庫の雨水中のpHが1mm ごとにどのように変わるか示したものです.


  • 西村文友,中村浩一,唐錦秀和,尾関徹(兵庫教育大学)の測定による. (1996)

  • この図に用いた雨水試料は,雨水が降り始めてから覆いが開くような装置で採水したものなので,乾性降下物の影響はありません.そこで,wash out の影響も少ないと考えられます.また,比較しやすいように 7mm 降雨以上降った雨水のデータだけを載せてあります.

  • 1995年の5月から7月21日の期間は梅雨と報告されています.そこで,1994年の秋から1995年の梅雨までの期間には,低気圧の通過に伴う雨(○△)が多いこと,逆に,梅雨の後半には,雷雨(●▲)による雨が多いことがわかります.1995年の5月には,梅雨前線が停滞することが多く,pHの高い,比較的清浄な雨が降っていることがわかります.

  • 多くの雨では,降り始めほど pH が低く,後続の降雨になるほど,pHが上昇する(清浄になる)という特徴があります.緑の矢印で示しました.

  • 1994年の9月(夏)の雨が5回ありますが,雷雨の雨(9月2日,9月6日,9月22日)は,低気圧性の雨(9月16日,9月29日)に比べて,pHが低く,酸性が強くなっています.夏の雷雨の雨のpHが低いという現象は,1995年の7月の後半の雨でも見られます.