水のはなし / その4


北陸の水のページをみていただければ わかるとおもうが、
加ト吉の水だけで 3種類もあるのである。

しかも 採水地がまったく一緒。含有ミネラル分まで (ほぼ)完全に同じなのである。

ひとつめは「AQUA Doux」
かわった名前だが、 とてもおいしかった。これは 野沢温泉スキー場にて発見。 帰りがけのバスに乗る寸前、おみやげ屋でみつけたものである。 まぁ、長野県であるから 新潟県の水があっても不思議ではない。

ふたつめは「谷川山系のおいしい水/越後の名水」。
これは四国香川県にて発見。なぜ 越後の名水が四国に?! と 思ったのだが、加ト吉とは本来香川県から はじまった会社ではなかったか?

みっつめの「一の倉岳の天然水/谷川連峰のおいしい水」は デイリーストアでみつけたということだが、たしかに パッケージにちいさくデイリーストアのマークがはいっている。 これは 製造者は加ト吉になっているが、販売者は デイリーストアになっている。

さて 以上のことから つぎのように推測したのだが、どうだろう。

まず 加ト吉のHPに見に行った所、販売しているミネラルウォーターとして 2番めの「越後の名水」が載っていた。すなわち、これが加ト吉にとっての メイン商品なのだろう。

が、デイリーストアと契約して 製造のみ加ト吉がおこないパッケージラベルなど 販売に関することはデイリーストアがおこなうということで3つめの 「一の倉岳の天然水」がうまれたのであろう。

では 「AQUA Doux」は如何に? これは こういうことじゃないだろうか。 すなわち 「越後の名水」というラベルをみたときに 四国では 「ぉぉぉ、そんな遠いところの名水か、飲んでみよう」という 気分にさせるのが、信越地方では おそらく水道だっておいしいのだろう。 だから 『越後の名水』などという名前では わざわざ水を買おうなどとは おもわないのである。そこで、「AQUA Doux」の登場だ。 これなら 何の水なのか、よくわからない。しかも 海外を彷彿とさせるでは ないか。信越の人間もどれ、買ってみようということになるのである。 (ほんとか?)

ま、これが正しいのかどうかはべつにして、人は あまりいったことのない 地名が書いてある水に魅かれるのは 真実ではあるまいか、スルメイカ。


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