タイトル:murder on a ship
ストーリー:
ある船でパーティーが行われています。しかし、表向き華やかなパーティーですが、
実はあるマフィアの幹部の集会だったのです。しかも、このマフィアは謎につつまれた
組織で、幹部たちも誰がボスなのかを知りませんでした。ところが、このパーティーに
殺し屋が混じっているという情報が入りました。幹部の一人が組織を裏切ってボスの素性を探り、
プロの殺し屋を雇ったのです。
しかし、情報がもれたので 裏切り者は 殺し屋に 事前に誰がボスなのか伝えることが
できませんでした。当日のこのパーティのさなか、殺し屋にターゲットが誰かを伝えるはめに
なってしまいました。一方、この殺し屋、プロ中のプロなので、殺し屋の素顔は誰も知りません。
依頼者自身もだれが殺し屋なのかわからないのです。困ったことになりました。
裏切りの代償は高くつきます。
さて、裏切り者は無事、ばれることなくボスを抹殺できるか、
はたまた、裏切りがばれてしまうのか。
ゲームは「裏切り者+殺し屋」対「それ以外」の戦いです。
人数:6、7人でやることを想定してます。
用意するもの:
人数分のカード。カードの内訳は ボスのカード1枚、殺し屋カード1枚、裏切り者カード1枚、
残りは幹部カードです。カードは裏からみるとすべて同じで 表に役柄が書いてあるものです。
ゲームの流れ:
1)まず、全員に1枚ずつカードを配り、裏切り者は だれがボスだか知っている、そして、
殺し屋は誰が依頼者(=裏切り者)だか知っているという状況を作ります。
(それ以外は誰が誰だかわからないようにします。)
参加者の一人を ゲームに参加しない進行役としてはじめに決めておくとスムーズです。
細かく説明しますと、以下のような手順になります。
全員にカードを裏にして配ったら、それぞれ自分の役柄を確認。カードは裏にして
自分の前に置きます。人には絶対に見られないようにしましょう。
次に全員目を閉じ、裏切り者だけがこっそり目をあけて、ボスに手を挙げてもらいます。
その後いったん全員が目を閉じたら、今度は 殺し屋だけがこっそり目を開け、
裏切り者に手を挙げてもらいます。それが終わったら全員目を閉じてから 目を開けます。
2)時間を区切って みんなで会話しながら 誰が誰か探りましょう。
そしてこの時間に依頼者は殺し屋に誰がボスなのかを ひそかに伝えなければ
いけません。殺し屋は 依頼者(=裏切り者)の挙動を見逃さず、それとなく伝えられる
メッセージを読み取らないといけません。かといって、あまり一人をじっと見ていると
まわりから殺し屋だとばれてしまうかも。殺し屋の方から、依頼者へむけて合図を送るという
手もあります。
3)時間が来たら 全員目を閉じ、その間に 殺し屋は こっそりと 一人のカードを表にします。
このあたり進行役がいると楽かも。殺人がおわったら みんなで目を開けましょう。
うまくボスを殺すことができたら、次のステップにすすみます。
そして、もしも ボスではない 無関係な幹部を殺してしまったら、
殺された人は幽霊として ゲームから抜け、再度 2)へ戻ります。
ただし、このミスは(人数にもよるけど)1回まで、としておきましょう。2回以上
殺人ミスを犯したら 裏切り者+殺し屋の負け。
(6人でやるときは 1回でもミスをしたら「裏切り者+殺し屋」の負けにしたほうがいいでしょう。)
4)ボスが殺されたら、幹部たち(この中に裏切り者+殺し屋を含む)は 誰が裏切り者なのか
相談しましょう。裏切り者と断定された人は 報復として 船から落とされます。
つまり、裏切り者と思った人のカードを開けましょう。
これで本当に裏切り者だった場合は やはり裏切り者の負け。
裏切り者以外(殺し屋含む)だった場合が 裏切り者+殺し屋の勝ちです。
#殺し屋はプロだから 船から落とされても 逃げ切ることができるのだ、ということにしましょ。