2005年10月の低次元日記


05.10.03


キーホルダー


先日、家のちかくのサティというスーパーが閉店セールをしていて
(その店舗、近々 店を閉鎖するのです。)ちょっとのぞいてみました。
コレといったものはなかったのですが、ひとつだけ100円ショップに
あったキーホルダーが気になりました。
それが これ。



パッケージには
「ひもを引くとイラストが!?引っぱればわかる驚きのモーション」
と書いてあります。

写真にあるように、まるい本体からキーをつけるリングがでていて、
このリング部分をひっぱると巻尺のように紐がのびます。
そして、その本体の側面には写真にあるように模様が表示されているのですが、
リング部分をひっぱってみると、この模様が不思議な変化をするのです。
星型の爆発をイメージしたような模様の部分は 内側から外側へと
グラデュエーションが変化し、同時に、そのまわりの放射状の模様は
回転するように動きます。一見すると、結構、不思議。

しばらく考えて、なるほど、あぁなっているのか。
あの原理をこう利用しているんだな、と納得しましたが
面白いし、105円なので1つ買ってきました。

#欲しいひといます?


05.10.04


JAL


ちょっと前にJALから マイレージバンクのポイントが年末に一部期限切れになること、
および、ポイントの使用の案内ハガキが来ていました。
子どもも産れたし、しばらくは 旅行などはいけないなぁと思ったのですが、
そこに、JALフードセレクション2005という案内がありまして、ポイントで
おいしいものがもらえるらしいのです。おー、これはいい。

ハガキには6種類の商品が紹介されていたのですが、まてまて、
昨夜そのハガキをよく読むと インターネットではさらに16種を追加した
22種の商品を紹介しています、とのこと。詳しくは JALのサイトで、とある。
ふむふむ、じゃぁ JALのサイトへ行ってみようと 見にいってみましたよ。

んが、探せど、探せど、みつからない。あぁ、もう本当にイライラする。
検索しても何してもみつからない。ハガキには サイトのフードセレクションのバナーから
お入りください、とか書いてあるが、んなもの無いじゃないか!!

あまり イライラしたので、昨夜は もう考えないことにして、放置しました。


で、いまちょっと検索したら まったく同じ状況でイライラされた方を発見。
さらに、その方、JALに電話したとのこと。曰く、その結果分かったこと

「フードセレクションの交換は10/3からなので、まだ サイトにアップしてない」

むかぁ!じゃぁ、ハガキにも 交換期間を書けよ!ってか もう10/3過ぎてますけど、
未だに サイトには ひとことも書いてないですよ。もう、ぷんぷん。

今回、ポイント使ったら 次からANAに変えたろうかな。


05.10.05


組木パズル


ちょっと前に組木パズルを買いました。つぎの写真のもの。



この組木の名前は”Two by Three Type-O #1”というようです。
組木の設計は柳瀬順一氏によるもので、最初の1本が外れるまで6手、
その後2本目が外れるまで4手かかるという大物。

外れる過程を知りたくないので、購入後 かみさんに
「ばらしてくれない?」というと、二つ返事で とりかかってくれました。
ところが、なるべく見ないように、そっぽを向いて待っていると、
「うーん、これ、はずれないよ〜」と。
しかたがないので、目を瞑って、組木を返してもらい瞑ったまま
いじると案外すぐにはずれました。

さて、ここから組むのが 楽しみなわけです。でもすぐに解いてしまっては
興ざめなので、(最近、何でもすぐに解いてしまうのではなく、すこし
ゆっくり楽しむことを学びつつあります。)その日は パーツの位置の
検討だけにしました。

で、今日ひさしぶりに考えてみたら 案外あっさり解けました。
#パーツの位置の当たりがよかったので、偶然も大きいのですが。

でも、目の前のパーツを見ながら、頭の中で完成形を想像し、
脳内仮想世界でパーツを動かして 最初のパーツが外れるところを
考えるのはとても刺激的に楽しいものでした。

何より この組木の設計を考えた柳瀬氏をすごいと思います。


05.10.06


分からない


引用はできないので、詳しくは書きませんが、
数学セミナー10月号の「エレガントな解法を求む」の1問目の問題。
どうも どんなnに対しても 不可能なんじゃないかなぁ、と思うのです。。

頭の中には 不可能であることの証明も考えてあるのですが、
私が勘違いしているのでしょうか?

解説が載る来年の1月号がすごい楽しみです。

05.10.11


なるほど


上で書いた数セミの「エレガントな解法を求む」に関する話ですが、
メールを頂きました。どうもありがとうございます。

言われて よく考えてみると、確かに可能ですね。
これ 模型を作りたくなってきました。でも、模型の作り方のアイデアは
あるのですが 手頃な材料が思いつかないです。うーん、ちょっと検討してみようかな。



科学研究費


この季節、学者にとっては 科学研究費の申請の季節です。
うちの大学は締め切りが早くて、今年は来週の頭に提出しないといけません。
最近、申請書類は Word等の形式で配布されており、これに記入するわけですが、
まぁ マ〇ク〇ソ〇トの製品ってのは ほんとにイライラしますよね。

さて、科学研究費の申請書類は毎年 すこしずつ違っているのですが(全くもう、、)
なんと毎年、有志による科研費マクロなるTeXファイルが作られており、
このTeXファイルを使うと もう ものすごく楽ちんなのです。
何と言っても 申請者は 申請内容を考えることに完全に集中して作業することが
できます。もうほんとにすばらしいものです。毎年利用させて頂いています。
(「科研費マクロ」でググればすぐ見つかります)

ところが、先ほど申したように毎年 申請書類が異っているため科研費マクロの
製作は大変な作業のようです。また、今年は特に 例年と形式が大きく異っているので、
どうも 科研費マクロの公開が遅れておりまして、来週頭の締め切りがせまってきて
いたため、先週、仕方なく Wordで作業を開始しはじめました。就職した直後のころから
科研費マクロを使っていたため、実際にWordで作業をするのは 実は今年が
初めてなのですが、これが もう イライラするというか いつもの数倍は
面倒な作業なのです。あぁ、もう!

と 思ったら先ほどメールが来まして、今年の科研費マクロは今晩にVer.1.0が
公開されるとのこと。。うーん、もうほとんど作業おわっちゃったよ!
もうちょっと待てばよかったか。。。

05.10.12


………


昨日、ほとんど書類を書き上げて、今日はあちこち校正したり、推敲したり、
ちょっと内容を増やしたり、ちょぼちょぼ修正。さぁて、あとは表の部分に
予算をひとつ追加するだけだ、、、、って あれ、ちょっと表が変なふうに
なったぞ、、、、あ、

エラーが発生しました。エラー報告をしますか?

あ”、、、‥‥‥‥‥‥。
マ〇ク〇ソ〇トのばっきゃろーーー!
まだ セーブ全然してないよーーー!!泣

もう一度、開こうとすると、

このファイルは誰かが使用しています。読み取り専用モードで開きますか?

いやいや、その誰かって俺だから。もうそのタスクは死んでるから。ヽ(´-`)ノ

なんどやってもだめ。もー。。。しょうがないので 読み取りモードで開くと、
朝一番に見たのと同じ状態のファイルが。。。。泣

こんなの、いつもの UNIX + TeXでは あり得ないことです。。。

仕方なく、一度シャットダウンして、OSを再起動。半ば諦めモードで、
もう一度開いたら あ、(修復)とかいうウィンドウが開いた。
あ、助かったかも。

05.10.13


証明


先日、図書館で「幾何の証明における誤り」(著:ドゥブノブ)という本を見つけました。
そこには なかなか巧妙なにせ証明が たくさん載っていてとても面白かったのです。

そこに載っていた「証明」の技法を用いて、ひとつ新しい「にせ証明」を
思いつきましたので、紹介しましょう。
幾何学Iという授業で いつも 下の「にせ命題」の「にせ証明」を紹介しているのですが、
今回のは それとは違うものです。

(授業で紹介している「証明」は そのまま同じものが、この本に載っていました。)


命題:すべての三角形は二等辺三角形である。


三角形ABCを考え、AB=ACを示そう。
まず、三角形ABCの外接円を考える。
さらに、BCの垂直二等分線と円の交点のうち、
図のようにBCに関してAと同じ側のものをDとする。



ここで 円周角が等しいことから 角DBA=角DCAである。-------(1)
また、Dが垂直二等分線上にあることから、DB=DCである。----------(2)

次に 三角形ADCを直線ADに関して鏡映し、得られた三角形をADC’とする。
鏡映であるから、AC=AC’------------(3)
     かつ、DC=DC’------------(4)
さらに、角DCA=角DC’A ---(5)
である。


(2)と(4)から図の青い辺の長さが等しく、
三角形DBC’は二等辺三角形となる。つまり、その底角が等しく、
角DBC’=角DC’Bである。----------------(6)


また(1)と(5)から 図の印をつけた角の大きさが等しく、
角DC’A=角DBA---(7)


よって (6)式と(7)式の差をとって、角AC’B=角ABC’。
つまり、三角形ABC’は底角が等しく二等辺三角形であり、AB=AC’。
一方 (3)より AC=AC’であったから、AB=AC。
これが証明したい事柄であった。■

この「証明」、結構、気に入ってます。

05.10.20


お食い初め


先日の土曜日、15日に うちの双子のお食い初めをしました。
といっても、何か正式な儀式をしたわけではないのですが、
ちょうど産れて百日目でしたので、赤飯と鯛の塩焼とお吸い物風のお椀を用意しました。

考えてみると、彼らは産れてこのかた、母乳と粉末ミルク及びH2Oだけを
摂取してきたわけです。粉末ミルクが何で出来ているかは別とすれば、
母乳は 母親の分泌物だから、この日までは「平和な食生活」だったのです。

何が言いたいのかというと、彼らが生命の食物連鎖の業に関わり始めた日なのだ、
と思ったのです。鯛も赤飯も他の生物、その他の生命が一生懸命 蓄積した
栄養分を捕獲して摂取する。生きるって大変です。

もちろん、お食初は 単なる儀式なので、赤飯は食べたフリだけ、鯛の塩焼も舌を触れただけ、
お吸い物は箸の先ですくってすこしなめただけ、、なのですが、
そんな事を考えてしまった一日でした。

05.10.21


システムメインテナンス?



実は 兵庫県教育委員会へある手続きをしたくて、 兵庫県教育委員会のページ
みにいきました。ふむふむ、申請書等は ウェブからダウンロードできるのか。
えと、申請書のダウンロードは このリンクだな、

ポチッ

システムメンテナンスのため、下記のとおりサービスを停止しています。
ご了承のほどお願いいたします。


あらら、運が悪いな。いつ再開するんだ?と 目を下にやってびっくりしました。


(停止日時)    平成17年10月4日(火)18:00 〜 10月26日(水)9:00


、、、えーと、ちょっとメンテナンス、、、長すぎませんか?

05.10.22


コーヒー酒


毎年、梅酒をつくっているのですが、最近は いろんな果実酒も作っています。
今日は、コーヒー酒を始めてみました。



今回使用したのは

宝焼酎 純 25゜ 720ml
コーヒー(モカ) 80g
氷砂糖 70g

です。出来上がりが楽しみ。


05.10.28


その後、コーヒー酒


梅酒等の果実酒と違って、コーヒー酒は作り始めて数日で美味しく飲める、
ということでしたので、今日試飲してみることにしました。
まず、状況はこんな感じ。



きれいなコーヒー色になっています。写真では真っ黒に見えますが、
光にかざすと 濃い赤茶色の琥珀色です。

とりあえず、なめてみると、、、おいしー。
ロックでも、ミルクで割っても とても美味しいです。



ただ、ロックで飲むなら もう少し砂糖を減らしてもいいかも知れません。

瓶を果実酒用の瓶から、空いたウイスキーボトルへ詰め替えました。
その際、浮いていた油分をすこし取り除きました。豆を入れたまま、
ずっと浸けすぎると苦くなるということでしたが、今回はあえて
豆をいれたまま 長期熟成してみたいと思います。

、、、でも そのまえに飲みきってしまうかも。
保存用に もう1瓶 浸けようかな。(コーヒーさえ買ってくれば、材料はあるし。)


05.10.29


果実酒




昨今つくった果実酒のうち、量がすくなくなってきたものは
空いたウイスキーボトルへ詰め替えています。
写真は 左から 梅酒(2003)、コーヒー酒(先日のもの)、グレープフルーツ酒(2003)。
さて、今日は週末だし、コーヒー酒をもうすこし飲んでみよう。

P.S.お湯割りにしてみたのですが、これまたうまい!(@o@)



黒球



おぼろげな事も多々あったが、私の意識ははっきりしていた。
周囲を見渡すと、いつもの部屋だ。窓から 雲にろ過された乳白色の光が差し込み、
天気の悪い秋の午後のしっとりとした空気を ほんのり青く染めていた。
かるい浮遊感はあるものの、周りを確認する冷静さはある。
だが、ふと妙なものに目が留まった。
「何かしら?」
宙に 何かが浮かんでいる。ちいさく、手のひらにすっぽり入る程度の、
黒い、球体。みたこともないものだった。それが宙に浮かんでいるのだ。
そして 空間にじっと静止している。
いいようもない不思議さを湛えたその球体から目が離せなかった。
と、そのとき、その物体が 動き始めた。この奇妙な現象はなんだろう?
なにかこの宇宙の神秘をかいまみたような気分になった。
きっと、何か重要な真理が隠されているような気がしてならない。
なのに、とても大事なことなのに、なぜか 思考がはっきりしない。
頭の中に靄がかかってきた。
.....





「よしよし」
土曜日だということもあって、今日は娘を抱いたまま
狭い部屋の中を歩き、寝かしつけていた。
ところが、さっきから娘がじっと何かを見ている。はて?と思って
視線の先をみてみると、ひもにぶら下がった電灯のスイッチがあった。
プラスチックの直径1cmほどの黒い玉。
ふっと 息をかけると、球がゆらゆらと揺れた。
それを見ながら娘は眠ってしまったのだった。


05.10.31


晩酌日記?


「液体に関する研究日誌」も滞りまくっているのですが、
確かに そっちに新しいことを書くのは ちょっとめんどくさい。
ということで、こちらの日記のほうに簡単に記録を書く。


この夏に双子が産れたわけですが、なんとすばらしいことに、
うちの子たちは 9時半には確実に寝るのですね。
(そして 娘のほうは朝6時まで起きない。)
そういうわけで、毎晩 寝かし付けたあとに晩酌を楽しんでいます。
んで、この週末、食料品を買い込みに 出かけた際、川海老が売ってたですよ。
そ、こ、で、
この晩は 川海老をさっと素揚げして、塩をふって、
冷やしたビールと。。。 ぷはー、うまかった。



この「すず音」という飲み物はですね。
株式会社 一ノ蔵 という酒造会社がつくっている日本酒の一種なのですが、
大変 軽口につくられていて、発泡性の 甘酸っぱいお酒です。
こういうタイプのお酒は いくつかありますが、そのなかでも
この「すず音」は とても美味しいのであります。風呂上がりに
一杯やると また 格別なのです。
#まぁ 今は風呂上がりには ミルクをやらないといけないから、
#実際に飲めるのは風呂上がりの1時間後なのですけど。。




先日、いつも酒を買いに行く酒屋に行ったら
「ワンカップがいま流行っている」とかいうPOPが書いてあって、
よくみると 面白そうなワンカップ酒が置いてあったのです。
で、買ったのが これ。「黒牛」といえば、言わずと知れた和歌山の銘酒です。
こんな美味しいお酒が手軽に飲めたら 便利じゃないですか。
「三田屋の切り落としハム」とセットで買ってきたのでした。
これまた おいしー。

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