2004年10月の低次元日記

04.10.07


魔界


私の専門はトポロジーです。
そのなかでも 特に 代数的トポロジーとか ホモトピー論とかいうのが 専門です。
ホモトピーの世界とは もともと 位相空間と その間の写像のホモトピー類というのが住人です。

さて、安定ホモトピーの世界というのがあります。
詳しい説明はしませんが、ホモトピー類の代りに 安定ホモトピー類を
写像として扱うため、空間の方も スペクトラムと呼ばれるものになります。
私は この安定ホモトピーの世界のことを 「魔界」と呼んでいます。

さて、有理ホモトピーの世界というのがあります。
詳しい説明はしませんが、ホモトピー類の代りに 有理ホモトピー類を
写像として扱うため、空間の方も 有理化された空間となります。
私は この有理ホモトピーの世界のことを 「霊界」と読んでいます。

#だって、零で局所化だから。って 業界の人にしか分かりませんね。

従来 魔界には手を出さないことにしていたのですが、
最近、魔界にちょっと興味がでてきました。

04.10.14


グループ分け


院生のOBのMLで、次のような問題を質問されました。

男子16人、女子16人の計32人の生徒がいます。
これを 各グループ男子2名 女子2名となるように、8グループに分けることを何度か行ないます。
ただし、一度同じグループになった生徒とはそれ以後同じグループになることはできません。
最大で何回のグループ分けが可能でしょうか?

とても面白そうな問題だったので、その晩に解いて答えを送っておきました。
私は てっきり純粋に数学の問題だと思っていたのですが、後日聞いたところによるとそうではなく、
現実に 授業のなかで上記のような条件でグループ分けをしたかったのだそうで。

何か いかにも数学の問題、という感じの条件設定なのに、
それが 現実の問題であったことに 驚きました。

でも、逆に(群とデザインの理論を知らず)現実の問題として 直面している人にとっては
数学的な背景をもつグループ分けをみてびっくりするかもしれません。

のど


昨日の夜から鼻腔の奥のほうが腫れているような感覚があったのですが、
明け方、喉が痛くて目が覚めました。うぅ、今日の2限は授業なのだが、、
喉痛い。。。


04.10.15


FAX


相変わらず風邪です。でも昨日の夕方がピークで、大分ましにはなってきましたが。
さて、今日 S教授と出会ったときに聞いたことには、数学教室で共同で使っている
FAXが調子が悪いんだよ、とのこと。別の場所で受信してもらった様子。
その話を聞いておいてよかった。

2限の授業の準備で談話室にいったら、ちょうどFAXを受信するところ。
そのまま様子をみていると、通信エラーが発生しました、との表示。
もしや、と思って 自分の研究室のメールを受信すると、師匠から
「今 FAXを送った」とのメールが。

あわてて、S教授に「代替で使えるFAX番号はいくつですか?」と聞いて
師匠宛に 代替番号をメールで送信。と、同時に 師匠から電話が鳴る。
私もそうなのですが、この方も 気長とは言えない性格なのである。笑

授業前で 慌てていたので 代替番号だけを伝えて
「すみません。時間がないので また。」と 電話を切った。



で、今、夕刻。さて、あのFAX、あのまま放置していても誰も直さないだろうから、
私が様子をみないとなぁ。さて、何が原因だろ?

とりあえず 友人にFAXを送ってみてもらう。
「通信エラー1」との表示。ふむ。
説明書を見ると 通信回線の品質低下が原因とのこと。
一番、やっかいやがな。



ケーブルをたどってみると 途中 小さな箱に繋がっている。
というのも、いま現在 数学教室で使っているコピー機に
自動で故障をコピー機のメーカーへ伝える機能がついていて、
そのためのモデムを経由しているのである。
はて、もしかすると こいつが原因か?

そこで モデム←→FAX間のケーブルを抜いて、モジュラージャック←→FAXと
直通に繋いで、再度、友人にFAXを頼む。
まつことしばし、ピーピー。。。。。通信エラー1。
だめかー!



うーん、これでだめってことは。。。あ、もしかして。
今度は モジュラージャック←→FAXを繋いでいたケーブルを疑い、
このケーブルを抜いて、かわりにモデム←→FAX間のケーブルを使ってFAXを直繋ぎする。
さて、なんども友人に頼むのも悪いので 今度は 1階まで降りて(数学教室は5階)
事務室から試してみる。
事務室のFAXが なんか使いづらくて、うまく通信できたのか、いまひとつ
よくわからないのだが、半信半疑で 5階に戻ると うまく受信できているではないか!
をを!!やった。



ということは このケーブルが悪かったのだな、と片方のケーブルをポイ!
さて、もとに戻すには ケーブルがもう一つ必要。。。
研究室をがさごそ探すと、あった。あった。
これをセットして モデム経由の接続に戻す。さぁ、こい!
って また事務室へ行くのは面倒なので、友人に最後のお願い!と頼みこむ。

待つことしばし。
「ピーピー」 、、、さーーぁ、さーーぁ、こいこい。
「受信完了、印刷します。」 はて あの人 何を送ってきたかな?わくわく。
が─が─が─が─ ジリジリ。。



「学会のお知らせ」

。。。

つまらん!







サイコロ



先週だっけ?何かジャグリング系サイトを閲覧していて、
ダイススタッキングという言葉と出会ったわけです。
いや、言われてみれば、確か以前にも 聞いたようなテレビで見たような記憶があるのですが、
とにかく ダイススタッキングというものに出会ってしまって、
何か無性にそれがやりたくなってきたのですよ。

ダイススタッキングというのはですね。
ダイスカップと呼ばれる革で出来たカップにサイコロを5個くらい入れて
(というか その道の人は カップをテーブル上で動かしながら
サイコロを1つずつカップに入れていきまして)
テーブルの上でカップを逆さにしてガラガラと振り、
パッとカップを止めて カップをそっと持ち上げると
5個のサイコロが一列に積みあがっている、、、、という
見た目には 不可能としか思えない技のことです。

とあるサイトで これのやり方というか、コツみたいなことが書いてあって
もうやってみたくて、やってみたくて。。。
ということで 先週末 東急ハンズにいってカップダイスを探してみました。
カップダイス、あることにはあったのですが(1種だけ)。。
そこで売っていたのは 円筒形ではなくて、円錐台形のものでした。
これでは難しいだろうな、と思ったのですが もうやってみたくてしょうがなくて(子供か!)
そのカップと手ごろな大きさのサイコロを5つ、買ってかえりましたとさ。

で、家に帰ってやってみること、しばし。
っていうか、汗だくになって 右腕がしびれるくらいやりましたが(笑)、
立ちゃぁしません。あははは。これは やっぱり円錐台形ではだめなのだな、
と思いました。

その後、ダイススタッキング用のダイスカップを取り扱っているという情報の
お店にメールしてみたりしましたが、入荷待ちとのこと。
うーん。。。しょうがないな。

で、ここ数日、熱がさめていたのですが、さっき 急に思い立って2,3回やってみたら。。
ガラガラ、、ガラガラ、、スチャッ。そーーーーーーっと。

あああああああああ!!!!!!!!!
立ってるじゃん!(このときは サイコロ4つでやりました)



(うまく積み上がった直後の写真)


感動しました。



04.10.19


えび胡


昨日は回転寿司にいきました。
「今月の一押しメニュー」というような内容のところに
「えび胡」と書いてあったのですが、私にはこれが読めませんでした。
多分、「えびきゅう」って読むのかな、とは思ったのですが。
さっき、調べました。「きゅうり」って 「胡瓜」と書くのね。



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