2003年07月の低次元日記

03.07.02

犬の散歩


先日の週末は 京都の北山へ折り紙作品展を見に行きました。
かつて学生時代、北山から比較的近くの修学院に住んでいまして、
ちょっと距離があるけど 散歩がてら 北山から修学院駅まで歩くことにしました。
懐かしい景色。

すると、犬の散歩をしている女性と出会いました。
黒くて大きい犬でしたが、おとなしそうな犬。
フンフン、と 何かに興味ありげなのですが、
犬が 立ち止まると、女性は かなり高圧的に グイッ!と綱を引っ張ります。

犬「ん、あれなんだろ」
グイッ!
犬「あ、すんません。とぼとぼ。ん?あれは?」
グイッ!
犬「へいへい。」

ってな感じ。

と、その1人と1匹が 路地を曲がった所に 洋服屋さんのショウウィンドウが
ありまして、その女性のご主人 お気に入りの洋服があるのか、
じーっと見て立ち止まる。
その横で待っている犬と 私達夫婦と目が合いました。


犬は

『俺は 止まったらだめなんだけど、
うちの主人が止まったら待たなきゃいけないんだよなぁ』

というちょっと納得いかないような顔。
爆笑してしまいました。


03.07.08

ミステリー

週末は 家内の実家(神戸市内)に行きました。
日曜の晩、車で帰宅したのですが、その途中の信号で止まったときのことです。
その日は 私がお酒を飲んでいたので、家内が運転しており、
また、右折のため 一番右側の車線に停車していました。

家内曰く:
「変な物が落ちてるよ」
私:
「何が?落ちてんの?」
「みてみ。」
私が 助手席から身を乗り出して 車の右側の中央分離帯を見てみると、
コンクリートでできた15cm位の高さの中央分離帯の上に
拳銃がおちていました。

は?


深夜(というほどでもないですが)なので、辺りには車も走っていません。
二人で顔を見合わせて、びっくりしていると、
信号が青になり、発車しました。

「ホンモノかな。」
「どうだろ」
「もっかい みにいく?」

でも、何か 巻き込まれるのもいやだったので そのまま帰りました。
どうだったんでしょ?謎。。。


03.07.09

辛い辛い辛い

実は 辛い物が大好きだ。
元々 まぁまぁ辛い物が好きかなぁ、くらいだったのだが、
韓国に出張に行ってから 辛いものが激好きになってしまいました。

吉野家に牛丼を食いに行った際には
「七味をシャカシャカと、たくさんかける」とかではなくて、
七味のケースの上蓋をはずして ドカドカかけます。

さて、そういうわけで 七味が大好きです。
なかでも 信州善光寺の七味が大好きです。

というわけで 変わった唐辛子があると買ってしまったりします。
今日は 七味のページを新コーナーとして 始めようか、、、と
かんがえたのですが、そもそも3日坊主なので
やめておきます。

その代わり 昨晩食べた七味についてお話しましょう。
昨晩食べた唐辛子は こちら。

黄金一味




今回は七味ではなくて、一味ですね。
パッケージを開けてみてびっくり、ちっとも一味唐辛子らしからぬ色:



あんまり辛くなさそうじゃん、と思ったあなたは大間違い。
これが 辛いの辛く無いのって、めっさ辛いっつーの。
いつまでも つづく心地よい辛さ(心地よいと感じるのは 辛い物好きに限りますが。。)
舌がひりひりするを通り越した、痛さ。
ちょっとでも 口の周りにつけば 舌どころか 口の周りまで ひりひりします。
本当に おいしいです。(本当か?)
パッケージに「辛さ日本一」と書いてあるのも伊達じゃないです。

しかし 不思議な色、原材料、何使ってんだ?と思ってパッケージを見返して驚きました。



品名:黄金一味
原材料:黄金



ぉぃぉぃ、わけわかんねーっつーの。




03.07.14

矛盾

週末は六甲山に行って来ました。
雨、雨、雨。山上は 霧、霧、霧。(笑)
でも しっとりとした 冷たい山の空気は心地よいものでした。

さて、その帰り、家内が
「ん?あの看板不思議。」
と言う。「何が?」と聞くと、ガソリンスタンドの看板を指して曰く:

「手洗い洗車ロボットだって」


一瞬 遅れて 矛盾に気付いた。
あはははは。それは 「手洗い」ではないんじゃないか?



add-hook

ちょっと前に新しい音楽CDを買った。
「Jazzanova Remix」、2枚組で 2600円くらい。
なかなかいい買物でした。

このところ、家でそのCDをよく聴いていました。
だから、ステレオに入ってる訳です。
そして
「明日は通勤の時に聴こう、だから 朝、車に乗るときにCDを持って行こう」
と 思うわけなんですが、次の日の朝には すっかり忘れている。
そのくせ、車に乗った瞬間に思い出すわけです。
「あぁぁぁ、また 忘れてる。。」
これを 1週間ほど繰り返しました。(笑)阿呆ですね。

車に乗った瞬間に思い出す訳ですから、記憶に無いわけじゃないのです。
ただ、思い出すきっかけが必要なのですね。
そこで 昨夜は傘を玄関に倒して置いておきました。
こういうのは よくやる手です。
何かを、目立つ場所に、変な配置に置いておくのです。
これで .emacsでいうところの add-hookしておくのです。

朝起きる、出かけようと玄関に行く、傘を発見、はて?、あぁぁぁ そうそう!

という訳。
夜中、寝るまえに 何かを考え付いたり、次の日やる事を思い出したり、
とにかく 次の日思い出さなきゃいかんのだが、眠くてメモをするのが面倒な時は、
何かその辺の物を 逆さにしたり 壁に立てかけたりすることに
しています。

という話を家内にしたら、
「私は息を止めて、おぼえろー、おぼえろーと強く考えることにしてる」
と。「それ、どういう意味があるの?」と聞いたら
「死にそうなときに 覚えたら 忘れなさそうじゃん」
ぉぃぉぃ、命がけだな。。。(笑)


03.07.15

数学と定義


定義出来るものは 全て数学の対象となり得る。

これを読んで、数学は何と適用範囲が広いのか、と思われただろうか。
それは ちょっと大きく捉えすぎだろう、そんな馬鹿な、と
思われたかも知れない。
一方で、

現実にあるものは すべて定義できないものばかりである。

ここでいう「定義」とは厳密な定義だからだ。
物質、時間、空間は おろか 「存在する」ことの意味さえ
現在の物理では はっきり 定義出来ないだろう。

結局 「定義できるもの」は 抽象的で 論理的な事物ばかりである。
定義がなければ 「存在さえできない」ものばかり。

ここまで 読んで 初めに書いた文を 読み返すと、
適用範囲が 広いんだか、狭いんだか。(笑)

03.07.19

アキレスと亀、逆バージョン


(7/19から 7/22までは松本市での全日本トポロジーシンポジウムへ 出張で出かけていました。
ここで書くことは 考えたのは行きの電車の中なんですが、 書いているのは 帰って来てからです。)

アキレスと亀という話がある。
アキレスが亀を追いかけるのだが、いつまでたっても追い付けないという
例のアレだ。

ここでは それの逆バージョンを考えてみる。
つまり アキレスが先行するのである。それを のろい亀が追いかける。
んが、亀がアキレスに追いついてしまう話である。

まず 亀は 出発地点Aから 地上(もちろん、平面と考える)を
ある方向に向かって歩いて行くとしよう。
アキレスはどこにいるかというと
A地点から同じ方向に向かって100mの距離の地点である。
亀は毎分1mで アキレスの方向に進むとしよう。
もし アキレスが止まっていてくれれば、
1分あたりに亀は、「A地点からアキレスまでの距離」のうちの100分の1を
進むから、100分後にはアキレスに到達する。ここまでは 何の不思議もない。

さて、アキレスは待っていてはくれない。
それどころか 亀と反対方向に毎分100mで 遠ざかって行くとしよう。
もう これでは追い付くのは絶望的な気がする。



しかし よく考えてみよう。
1分後の事を考えると、亀は1mしか進んでいない。
このとき、アキレスは100m進んでしまっているから
亀が進んだ1mは、出発地点からアキレスまでの距離の200分の1になる。

さらに次の1分の間に 亀は1m進むが、
そのときには アキレスはさらに100m進んで、出発地点Aから300mの
ところにいるから、この1分に亀が進んだ1mは
出発地点からアキレスまでの距離の300分の1である。

さらにさらに次の1分の間に 亀は同じく1m進むが、
そのときには アキレスはさらに100m進んで、出発地点Aから400mの
ところにいるから、この1分に亀が進んだ1mは
出発地点からアキレスまでの距離の400分の1である。

。。。

つまり この場合、アキレスが出発地点Aから離れて行ってしまうので、
亀が進む距離1mの「出発地点からアキレスまでの距離」に対する割合は
だんだん小さくなっていってしまう訳だ。

しかし この 亀が進んだ距離の「出発地点からアキレスまでの距離」に対する割合が
全体で1になれば それはアキレスに追い付くということである。
そこで 足していってみよう。



数学をかじった人間なら これがやがて1を越えることを知っているでしょう。
ほら 亀がアキレスに追い付くことになった。


念のため、これはjokeであることを申し沿えておきます
尚、この話はMartin Gardnerの本にあった話が元になっています。

03.07.22

数学


この日、出張の帰りの列車の中で、
ちょっと計算しておかないといけないことがあって、
紙にペンで 延々と計算していました。
端から見たら エライ大変な計算してんなぁ、、と思われたでしょう。

名古屋でのぞみに乗り換えて、また 車内で 延々計算していると
横の座席に座っていた上品そうなおばさんが話し掛けて来ました。
「すごい、計算してますね。それは 何なの?」
何なの?といわれてもなぁ、何と答えよう、、
「こんど 授業の教材で使うものでして。むにゃむにゃ。」
と適当に答えたのですが、すこし会話をしました。

「私なんか、もう 数学なんて全然だめ。学校にいたときも 全然わからなかったのよ。
数学が必要な方もいると思うんだけど、ほら 私なんか いま数学と無縁でしょ。
みんながみんな数学をやるのって 何か変よね。」

変よね、、と言われてもなぁ。こちとら、数学教えてるわけだし。
そこで、

「そうですよねぇ。他にも、みんなが サッカー選手になるわけじゃないのに、
体育の授業で みんな サッカーやるのも変ですよねぇ。」

とは、いいませんでしたが。(笑)

学校で体育をやるのは サッカー選手を育てるためではなく、
身体の健康を維持し、生活に欠かせない運動能力を高めるためである。


それと同様に 学校で数学をやるのは 数学者を育てるためではなく、
順序立てて考える練習であり、論理的な考え方を高めるためだろう。


「必要」という言葉を考えるには
何にとって、何が必要なのか を 考えるべきだ。

数学教育に関しては 2つの「必要」がある。
1つめは 「社会」が 「数学を理解する人間」を 在る程度必要としていること。
2つめは 「だれにとっても」「論理的な考え方が出来る能力」は必要だということ。


そのなかの 最大公約数として いまのカリキュラムがある訳だ。

とおばさんに 力説してもよかったが、簡単に意見を述べるにとどめました。

03.07.30

Foot Bag


今月の初め、ダイエットペプシにFoot jugなるものがオマケで付いてました。
foot jugは ペプシのおまけの名前で、スポーツ名としては foot bagなんだそうな。
ひとくちにいうと 足でやるお手玉ですね。

さて、このfoot bag。東急ハンズ等で見かけて、おもしろそうだなぁ
とは 思っていたのですが、難しそうだし、ちょっと買い控えていました。
#そもそも こういうジャグリング系が好きなんです。

が、今回は おまけじゃないですか!
もう 急ぎましたよ。コンビニへ。

結局 あまりペプシ好きでもないのに、3本も買っちゃいました。(笑)
で 買ってみてやった感想:


むずい!


難しいですねぇ。最近 やっとtoe stall(玉をつま先でキャッチすること)
がある程度出来るようになってきました。
が 技に至るにはまだまだ 遠い道のりです。
でも このfoot bag、 stallが気持ちいいんですよね。


ヒュー、ストッ。

と足のつま先に 乗っかるのが何とも気持ちいい。
最近は 朝起きると、ストッ。
テレビのリモコンを取りに立ったついでに ストッ。
と 何かと stallの練習してます。
つぎは kickだなぁ。


ところで http://www.footstyle.net というサイトを見付けました。
ここをみて、 foot bagをする人は 「特殊な靴」を履いているんだと 知りました。
なるほどー。がんばって 練習しよう。

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